2022.03.14 コラム

今回はRPAについてお伝えします。RPAと言えばコンピューターの背後にまるで人がいるかのように、画面上でパソコンを使った作業が自動で展開されてゆく仕組みをイメージされる方が多いでしょう。このRPA,実はAI-OCRと非常に相性が良いことをご存じでしたか?今回はRPAをAI-OCRと組み合わせて活用する方法についてお伝えします。

目次

  1. RPAをAI-OCRと組み合わせるとは?
  2. RPAを導入する前に考えておくこと
  3. まとめ

1.RPAをAI-OCRと組み合わせるとは?

まずは、OCRで読み取ったデータをルールに従って処理してゆくことをイメージしてください。OCRで読み取る文書は手書きの文書だけとは限りません。郵送されてくる紙文書だけとも限りません。メールで送られてくるPDFの請求書や納品書を皆さんの会社ではどのように処理していますか?ペーパーレスにしましょうとは言ったものの、送られてくるのは印刷してしまえば今まで通りの紙文書。それらをわざわざ印刷して入力処理していませんか?でもAI-OCRを使えば、RPAと組み合わせて処理を自動化できます。AI-OCRはメールなどで送られてくる書類を読み取ることができますから、画面上の操作でPDFなどで送られてくる請求書や納品書の中身をデータ化します。データ化してしまえばもうRPAの出番です。拾い上げる項目をOCRで設定しておき、拾い上げたデータは必要なソフトに自動で入力してゆきます。この過程で人が介在することはほぼありません。

2.RPAを導入する前に考えておくこと

大切なことですが、スモールスタートが肝心です。いきなり大きなプロジェクトに取り組まないでください。例えば購買部門の仕事内容を棚卸してみてください。それぞれの作業にどれくらいの時間が掛かっていますか?エクセルなどを使い一覧にしてみましょう。一覧にできたらその中のどれに取り組んだらもっとも効果がわかりやすいかを調べてみてください。絞り込みが終わったら次にトライアルする時期を決めましょう。決算期のような忙しい時を避けましょう。なぜなら、従来通りのやり方とトライアルと同時並行で行わなければならないからです。いきなり今までの仕事をトライアルですべてAI-OCRとRPAに任せることは危険です。ですからプロジェクトにかかわる人たちがある程度余裕を持って取り組める時期を決めるのです。弊社でご提案するトライアルの期間は30日です。この30日に限定してAI-OCRなどのトライアル期間をサポート付きでご提供しています。効果を測定できたら本格的に導入した場合の効果を予想してください。特定の部門に限らず、社内全体でAI-OCRとRPA,またはRPAでだけでも良いので、それらを導入できそうな部門をすべて洗い出し、仕事の棚卸をするのです。すべて棚卸できたときに、導入効果を会社全体で予想することができます。

3.まとめ

いかがでしたか?今回お伝えしたことは、流行りのDXになるのですが、弊社でご提案するNTT東日本のAIよみとーる(AI-OCR)とおまかせRPA(RPA)はクラウドを使ったサービスになりますから、何か機材を買い足したりする必要がありませんし、導入前に入念なヒアリングとトライアルを行いますのでサービスだけを提供するベンダー様と比較して成功する確率が非常に高くなることも特長です。今後、企業の生産性改善の必要性は、人件費の上昇や人を雇うこと自体が難しくなる時代に突入した我々企業にとって大きな経営課題になることでしょう。DXがどんなものなのかも含めてエスアイエス・パートナーズにご相談ください。