2022.12.05 コラム

オフィスに対する考え方が急速に変化しています。「人が集う」という場所としての定義が見直されているのです。とりあえず会社に行くという時代から、人が集うことの意味を事業の成果につなげる今の時代のオフィスには何が必要なのでしょうか?今回は「意識調査結果から見るオフィスにあると良いスペースとは?」というテーマでお届けします。

目次

  1. 意識調査結果から見るオフィスの理想とは?
  2. 経営者は今何をすべきか?
  3. まとめ

1.意識調査結果から見るオフィスの理想とは?

新型コロナウイルスの感染拡大が再び広がっています。屋外でのマスク着用が不要になったと政府が見解を出したにも関わらず、街の中では依然としてマスク姿の人を多く見かけます。意識が大きく変わったのでしょう。コロナ禍が過ぎ去ったとしても、マスク姿が街の中から消えないように、オフィスの中でも密にならないようにする、人との会話はマスク越しに、そして在宅ワークを含む働き方の変化もしっかりと定着してゆくと思われます。そんな中で、「ハイブリッド型」と言われる勤務を前提としてたオフィス戦略が今後の主流になってゆくとみる専門家も増えてきました。そこで、アフターコロナも見据えたオフィスの理想を不動産会社はどう見ているか?日経新聞によると、ある調査では、オフィスにあると良いと思われるスペースで最も回答の多かったものが「リモート会議用ブース・個室」でした。次に多かったのは「リフレッシュスペース」なのだとか。実は小さな子供がいるのなどの理由で自宅では落ち着いて仕事ができないという人が多いそう。またオフィスに来ても隣のデスクの会話が気になるなど、集中するための環境が不足しているのです。確かに弊社でも社員の動きを見ていると、落ち着いて電話で話をしたい、集中して仕事がしたいというときに居場所を変えているようです。「もうオフィスは不要だ」とか、「もっと小さなスペースでもよい」と考える企業が一時的に増えたのですが、意識調査結果から見るオフィスの理想を叶えようと思えば、面積を維持する、または増床も視野に入ってくるのではと思われます。

2.経営者は今何をすべきか?

先の見通せない時代だからこそ、一旦立ち止まって考えるということも必要です。意識調査結果から見て、皆さんの会社は今後どのような方向に進みますか?いくつかの考えるべきポイントがあります。それは、

①在宅勤務含めてテレワークという仕事のやり方を定着させますか?

②今後人員は増員しますか?

この二つの問いに対して「ハイ」という答えを出されるのであれば、今後の採用計画を成功させるためにも、今回ご紹介した意識調査の結果を、御社のオフィスにも反映させる必要があるでしょう。

3.まとめ

いかがでしたか?オフィスの移転は大きな会社行事です。そこには目的が必要です。その行事を会社の成長につなげるためにも、今回の意識調査結果を参考に、自社の理想とする未来をどう実現してゆくのか今一度考えてましょう。幸いなことに、名古屋のオフィス空室率は非常に高く、以前なら無理であっただろう立地や賃料も手に入る可能性も出てきました。物件のご紹介にとどまらず、移転計画も含めてエスアイエス・パートナーズは御社のお役に立つことができます。