2022.12.26 コラム

複合機と聞けば多くの方が「リース」という買い方を思い浮べるのではありませんか?

本体が非常に高額で固定資産として減価償却できるものになりますから、全額まとめて経費化できないのであれば、手元の資金を使わないようにするために、リースという手段で本体を調達して資金繰りを安定させるというのが一般的な考え方になります。

さて、このリースという買い方ですが、他の買い方も含めてどれくらいのメリットがあるのでしょうか?今回はこのテーマでお話します。

目次

  1. リースとは?
  2. リースのメリットとデメリット
  3. まとめ

1.リースとは?

リースとは、「あなたの代わりにリース会社が複合機の費用をまとめて支払う代わりに、その費用を金利を加えたうえで後日あなたに毎月請求をしますよ!」という仕組みのこと。いわば借金と一緒です。料率という言い方をしますが、料率はあなたの会社の信用情報を基に決定されます。信用が低いなら料率は高くなります。信用が無いならリースは組めません。リースを組めないケースの中には、起業したばかりの方には信用を確かめる情報がないためにリース会社が判断できずリースが組めないというものがあります。リースは5年や6年で組むことが多いのですが、毎月の支払いを少なくするためにリース期間は伸びる傾向にあります。また、リースが終わると再リースというやり方でリースを継続することができます。再リースの場合はリース料がとても安くなりますが、複合機も古くなっているので、印刷に掛かるコスト(カウンター料金)は値上げされることも多いようです。リースは複合機の所有権がリース会社にありますから、勝手に転売したりできません。リースを途中で中断又は解約しようとすると違約金が発生します。リースは借金なので自由度が低い反面、会社に信用があるのであれば、上手に活用して資金繰りを安定させて、必要な機能を活用することで事業を拡大することに役立つでしょう。

2.リースのメリットとデメリットとは?

リースのメリットとデメリットを考えてみましょう。

メリット デメリット
資金繰りが安定する 金利負担(料率)が発生する
少額の資金で大型の複合機を契約できる 途中で解約できないので経営環境の変化に柔軟に対応できない
・・・。 リースが安いという理由で不必要に大型の複合機を契約しがち

 

いかがでしょうか?メリットが他にないのかいろいろ考えたのですが、あまり思い浮かびませんでした。デメリットはこれ以外にも浮かんだのですが・・・。

今の時代は先が見通せない時代と言われます。目まぐるしくいろいろなことが変化します。何がトレンドで何がシフトなのか?少なくともペーパーレス化に進んでいることは明らかですから、大型の複合機を今の時代に新たに契約するのはちょっとリスクが高すぎるのではないか?と感じます。

3.まとめ

かつてはどの会社にも大型の複合機が必ずと言って良いほど設置されていました。もちろん今でも設置されています。これまで数々の商談をしてきましたが、本当に必要なのか疑問に思えるケースも多く、今まで使ってきたからという理由でそのまま新たにリースでご購入される企業が少なくありません。エスアイエス・パートナーズでは複合機をリースではなくレンタルでご提案することで本当に必要なものは何かを考えて頂く取り組みをしています。もちろん、それがリースという結論になる場合もあるのですが、私たちプロの目線から、「目からうろこ」のようなご提案も可能です。複合機リースが切れることがわかったら、その時点で一度弊社までご相談ください。