2023.01.04 コラム

自家用車には10年10万キロという買替のタイミングとなる指標がかつて存在していました。故障していなくても「10年経つ」と、「10万キロ走る」と買い換えようかなあと思う指標。でも車を買うときに「この車は10年しか使えません」とか「10万キロ走ると寿命です」って言われたことありますか?セールスマンからそのように言われた経験がある人いないと思います。また、カタログにクルマの寿命が記載されているのを見たこともありません。

機械には必ず寿命があるのですが、長い期間にわたり使えるものもたくさんありますし、修理をすることで使い続けることができるため、複合機についても、「複合機って耐用年数はあるのですか?」という質問を受けることは実はありません。

そもそも複合機に耐用年数というような買替の基準があることすら多くの方は気にしていない。

ということで、皆さんがほとんど気にしない複合機の耐用年数について今回は書いてゆきます。

目次

  1. 複合機の耐用年数とは?
  2. 複合機の買替タイミングとは?
  3. まとめ

1.複合機の耐用年数とは?

複合機には寿命があります。年数で言えば5年です。5年より短い期間の複合機を見たことがありませんし、5年を超える寿命が設定されている複合機も見たことがありません。一方で、何ページ印刷できるかという枚数(ページ数)については複合機によって違いがあります。小型のインクジェットであれば3万枚というものから、ビジネス用のインクジェットは15万枚と少し多めの寿命設定のものもあります。レーザーのタイプになると一気に高耐久になり、大型のプリンターや複合機になると150万ページという長寿命になるものもあります。複合機やプリンターはそのマシンを使うユーザーの想定があり、小規模であまり印刷しないユーザー向け、大規模で大量印刷するユーザー向けなど、どんな人たちが使うのかを想定してセールスは提案するモデルを変えてきます。多くの場合、セールスマンからこのような情報について詳しく説明を受ける人はほとんどいません。というのも、大型の複合機を勧めてくることが多く、たいていのユーザーはその寿命となる耐久枚数(ページ数)まで使い切ることがないからです。

2.複合機の買替タイミングとは?

私の会社は名古屋にあるのですが、名古屋の人たちは「壊れるまで使う」という考えの方が多い。クルマは新車でコロコロ変えるのに、複合機は壊れるまで使うのです。ですから複合機の買替タイミングは故障が増えたら買替になるのですが、一般的な買替タイミングはどんなものでしょうか?

①リースが切れる

リース契約が切れるタイミングで新しいマシンに入れ替えるのは一つのタイミングです。多くの場合、メーカーは5年を耐用年数と定めているので、5年や6年でリースが切れることを考えると買替のタイミングです。このころにはある程度故障も増えて来ているのでは?と思われます。

②故障が増える

あまり使っていなくても故障は増えます。経年劣化という表現をしますが、時間が経つにつれて部品が劣化してゆきます。特に樹脂でできている部品が多いため、時間の経過とともに故障が増える傾向があります。業務が止まりますから買替のタイミングです。リースが残っていれば、リースが切れるまで我慢して使わなければなりませんが…。

③もう修理できませんとエンジニアから言われる

耐用枚数(ページ数)が15万枚とか150万枚とマシンにより決まっているので、それを超えると修理できませんとエンジニアが言ってきます。あまりにも古い複合機は部品がなくなりますから修理できませんと言ってきます。もう買替のタイミングです。

3.まとめ

いかがでしたか?複合機にも買替のタイミングになる寿命が存在します。多くの場合、故障が増えるとか、リースが切れるというタイミングで買替をします。そもそも年数以外に寿命の指標となる耐用枚数まで使い切りませんから、オーバースペックの複合機を買わされているとも言えます。私たちの新しいサービスSubLow🄬(サブロー)は、お客様からヒアリングをして、毎月の印刷枚数から考えた適切なマシンをご提案します。世の中は印刷枚数が減少する方向にありますから、現在よりも印刷枚数が増えることであっという間に寿命に達してしまうということはとても考えにくい。適切なサイズのマシンをご提案することで、出費を最小限に抑えることができるのがSubLow🄬(サブロー)という複合機のサブスクです。