2023.01.15 コラム

プリンター複合機というカテゴリをご存知ですか?メーカーのホームページを見ると、一般的な複合機とは別の扱いでプリンター複合機というサイトが出てきます。このプリンター複合機って一体どんな複合機なのでしょうか?どのような使い方があるのでしょうか?

今回は、このプリンター複合機に焦点を当ててお話します。

目次

  1. プリンター複合機って?
  2. 実は活用度大のプリンター複合機
  3. まとめ

1.プリンター複合機って

プリンター複合機は最近とても注目されている分野のOA機器になります。では、このプリンター複合機っていったい何でしょうか?

①レーザープリンターにスキャナーやファックス機能を追加した設計

設計のベースがレーザープリンターになります。各メーカーは数種類のレーザープリンターモデルを商品群に揃えていますが、その中でとりわけカラープリンターをベースに本体上部にスキャナーを取り付け、複合機としての機能を持たせたものをプリンター複合機として販売しています。レーザープリンターがベースなので外観もレーザープリンターの基本モデルにスキャナーを取り付けたようなデザインになっており、モデル名もレーザープリンターとの関係が分かるような名称となっています。具体的なモデルで説明すると、例えばリコーの場合は、

レーザープリンター RICOH P C301

プリンター複合機 RICOH P C301SF

この場合はP C301をベースに、スキャン(S)とファックス(F)の機能を追加しているのでプリンター複合機になると301SFとなり、追加された機能のアルファベットがモデル名の後ろにつきます。この二つのモデルは共通のトナーカートリッジを使いますので、部署ごとに必要な業務ができるようプリンターで充分だったり、複合機タイプの方が便利だったりと使い分けをしてもトナーカートリッジが同じなので消耗品の在庫管理がシンプルになるというメリットがあります。

②トナーを購入する使い方で最低料金の設定がない

トナーカートリッジを購入する使い方になるため、一般的な最低料金という設定がありません。

③本体価格設定がとても安い

多くの場合A4モデルが主力になります。実は企業内印刷の90%はA4用紙を使った印刷です。A3を使わないのであればA4モデルで充分です。その場合の価格比較は、

RICOH P C301SF 67,980円(税込)  価格ドットコム最安値(記事執筆時点)

RICOH IM C2500 1,070,000~(税別) メーカーホームページでの定価(記事執筆時点)

どちらもフルカラーで同じ25枚機(一分間にA4が25枚印刷できるという意味)ですが、価格の開きは10倍以上になります。

2.実は活用度大のプリンター複合機

企業内印刷の凡そ90%はA4用紙への印刷です。A3がどうしても必要な職種は別としても、10%以下の需要しかないA3印刷のために、例えばですが、67,980円(税込み)で買える複合機をわざわざ107万円(税別)もする高価なマシンにするでしょうか?複合機は補助金や助成金の対象にならないことが多いため、実質的な支払いを考えると実はプリンター複合機は活用度大ということになります。

3.まとめ

いかがでしたか?プリンター複合機というカテゴリになじみが薄いかもしれませんが、価格や用途を考えるととっても魅力的な複合機ということになります。エスアイエス・パートナーズではこのプリンター複合機を主体にサブスクでトナー代金を利用料に含んだ無料メンテナンス付きのサービス「サブロー」を販売しています。ぜひ一度検討してみませんか?