2023.01.18 コラム

前回の記事では中国という国が日本のメーカーに対して中国国内で設計や生産を行うよう規制を設けようとしていること、既にレックスマークなどのプリンターメーカーが中国企業に買収され特許を含む様々な技術が流出していることをお伝えしました。

今回はそうした世界の流れが我々消費者にどのような影響があるのか?をテーマにお伝えします。

目次

  1. 現実になるのか?中国メーカーが複合機/プリンターのオリジナルメーカーになること
  2. 消費者である我々にとってどのような影響があるのか?
  3. まとめ

1.現実になるのか?中国メーカーが複合機/プリンターのオリジナルメーカーになること

次の3つの点から現実味があると考えます。それは、

①レックスマークというアメリカのプリンターメーカーが中国企業になった。

②アメリカのスターティックコントロール社が中国企業になり、リサイクルトナーやインクの製造部品に関係する調達網と販売網を手に入れた。

③日本のメーカーに対して中国国内での設計と生産を求める規制を作ってくる。

韓国のサムスンがプリンター事業から撤退しています。これは日本のお家芸ともいえるプリンター設計や生産が簡単に真似のできる分野ではないことを意味しています。ですから3つの点で現実味があるとはいえ、そう簡単にはこの分野で成功を収めることができないと思われますが、中国国内の巨大な市場で技術を磨くチャンスがありますから中国のオリジナルメーカーが誕生する日も近いかもしれません。

2.消費者である我々にとってどのような影響があるのか?

かつて九州にアシストというリサイクルトナーを製造する会社がありました。その会社は中国製プリンターを輸入して日本で販売しようとしたのですが、その時は様々な問題が発生しその後撤退しています。価格が安かったこともあり、当時これがうまく行けば中小企業を中心に採用するかもしれないと感じた事を記憶しています。日本メーカーのプリンターも最近は故障が多く、販売する我々も頭が痛い時があるのですが、明らかに設計上の問題では?と感じることもある日本メーカーの現状品質を考えると、日本のメーカーだから安心ということもなくなりつつあるのではと感じます。むしろ中国メーカーが技術を磨いて日本市場に参入し、良い品質のプリンターや複合機を展開してくれるのであれば、消費者にとっては都合が良いのではと感じます。

3.まとめ

いかがでしたか?エスアイエス・パートナーズでは現時点で中国製の複合機やプリンターを扱ってはいませんが、質の高い中国製部品を活用することで、ご提供するリサイクルトナーの品質と価格のバランスを保つようにしています。とりわけエスアイエス・パートナーズはカラープリンター用のリサイクルトナーに強みを持っており、販売するリサイクルトナーの80%はカラープリンター向けです。カラープリンターには純正トナーが安心と考えるユーザーが多いのですが、純正品→リサイクル品に切り替えて頂いたお客様は弊社のお客様のなんと95%!リピート率も98%と高い水準になっています。カラープリンター用のリサイクルトナーを使ってみようとお考えの場合はぜひエスアイエス・パートナーズにご相談ください。