2023.02.04 コラム

ISO14000でまず最初に取り組んだオフィス内の裏紙再利用。トラブルも多く、でも取り組み始めたのでやめるわけにもいかず・・・。そんなご経験はありませんか?紙の値段がどんどんと上がるこのご時世。もう少し上手に裏紙を使う方法はないものなのでしょうか?今回は「裏紙で紙詰まり頻発ーもうやめるべき?」というテーマでお届けします。

目次

  1. 裏紙はなぜ詰まる?
  2. 裏紙を詰まらせないワザとは?
  3. まとめ

1.裏紙はなぜ詰まる?

紙には繊維が走る方向があります。例えばA4用紙を書類に見立てた場合、行の方向(横方向)に繊維が走っている場合と、列の方向(縦の方向)に繊維が走っている場合では紙の曲がり方が異なります。横方向ですと書類の上端と下端がくっつくように丸まります。一方、縦方向ですと左右の両端がくっつくように丸まります。A4プリンターの場合、A4用紙はそれを書類に見立てた場合、上端が先頭になって紙が出てきます。一方、A3プリンターの場合は書類の右または左が先頭になって出てきます。さて、これがなぜ問題かというと、一度プリンターを通した紙はどちらかの方向にカールしているはずです。このカールは高温でトナーパウダーを紙に定着させる工程があるレーザープリンターであれば必ず発生します。紙のカールの仕方と、紙が出てくる方向の関係でプリンタ内部で紙が引っかかれば、それが紙詰まりになります。

2.裏紙を詰まらせないワザとは?

先の段落で紙には繊維の方向があり、紙はプリンターを一度でも通るとどちらかの方向でカールすることをお伝えしました。では紙がカールしている場合、どのようにその裏紙が詰まらないようにできるのでしょうか?それは単純にカールをもとに戻すことで解決します。多くの場合、裏紙はすぐに裏紙専用トレイに入れられます。給紙カセットは一番上の紙から使われます。つまり、さっきプリンターを通したばかりのカールした紙が最初に使われるのです。カールした状態ですから紙がプリンター内部で引っ掛かります。一方、給紙カセットの下の方にある裏紙は、カセット内の紙の重さでカールが延ばされまっすぐな状態になっています。このことを考えると、裏紙専用の給紙カセット内で裏紙を時々入れ替える、つまり下の方にある裏紙を上にもってゆき、なるべくまっすぐな状態の裏紙が最初に給紙されるようにすればよいのです。

3.まとめ

いかがでしたか?2でお伝えしたことはちょっとめんどくさいですね。一体だれがそれを担当して行うのでしょうか?そんな企業様のために、エスアイエス・パートナーズでキレイに管理された裏紙を販売しています。自社で発生した裏紙の再利用は紙詰まりのリスク以外にも情報漏洩のリスクがあります。しかし、エスアイエス・パートナーズの販売する裏紙はISOで定められたプリンターのトナーカートリッジ寿命を測定するパターンとなっており、印刷内容に意味やメッセージ性がありません。これを使うことで紙詰まりから解放された裏紙利用ができるのです。少しでも紙を節約したい、でも紙のトラブルは避けたい。そんな企業様のお役に立てます。ご興味のある企業様はお問合せください。