2023.02.25 コラム

リサイクルトナーの引き合いが増えてきました。純正品→リサイクル品にしたいようです。度重なる純正品の値上げが影響し、特にキヤノン社のトナーについて引き合いが多いように思います。今回はキヤノンのリサイクルトナーについて、賢い買い方をお伝えします。

目次

  1. みんなが困っていることとは?
  2. 賢いキヤノン用リサイクルトナーの買い方とは?
  3. まとめ

1.みんなが困っていることとは?

キヤノン用のリサイクルトナーでみんなが困っていること、その一つがチップの交換がされていないリサイクルトナーが存在すること。カートリッジの残り寿命がわからない・・・。特に複合機タイプのマシンにこれを入れるとファックスが真っ白なんてことも。ほかには、カラープリンターで白黒印刷ばかりしていると、印刷に不具合が出やすいという現象。これは一体型という形を採用するトナーカートリッジ故に起こる問題。ほかにはキャリブレーション(色の調整)が多く、印刷が頻繁に止まるなど。とても品質のよいプリンターですが、リサイクルトナーを使うとなれば、それなりにトラブルも起きやすいメーカーと言えます。

2.賢いキヤノン用リサイクルトナーの買い方とは?

先日も、今購入しているところのリサイクルトナーが不良品ばかりで困っていると新規のお客様から連絡が来ました。いろいろ聞いていると、前任の担当が、相見積もりを取って一番安いところのものを買ったのだとか。とにかく安い。すっごく安い。実はキヤノンのトナーカートリッジは一体型という形で、トナーカートリッジとドラムカートリッジが一体になっているもの。分離型という形式もあり、それはトナーカートリッジとドラムカートリッジに分離している。分離できるものが一体になっているということは部品点数が多いということ。つまり、リサイクルトナーを作るには生産の工程で工数と呼ばれる作業の数が多いということであり、さらに交換する部品も多いということ。簡単に言えば手が掛かっている。それを安く買おうとすると、本来交換すべきもの交換されないなど、品質に関わる部分でコストダウンが行われるのです。これは逆に言うと、ある程度の値段を出せば良いものが買えるということ。純正品より安く変えればそれでいいのではありませんか?値段を下げすぎると、品質もサービスも下がってゆきます。

3.まとめ

如何でしたか?ある程度の価格を覚悟すること、純正品より安く買えればそれで充分であること。こうした見方で選択すると良いリサイクルトナーを選ぶことができます。