3月17日の日経新聞にまたまた衝撃的な記事が出ました。
「フィッシング被害深刻 不正送金15億円、3年ぶり増」
という見出しです。偽メールが巧妙化しているのだとか。
さて、会社の資産を守るために何ができるのでしょうか?今回はOA機器でフィッシング詐欺を防ぐ方法を考えてみます。
目次
- フィッシング詐欺ってなに?
- OA機器でどう防ぐ?
- まとめ
1.フィッシング詐欺ってなに?
まず、フィッシング詐欺とは、悪意のある第三者が、銀行口座やクレジットカード情報などの個人情報を騙し取るために、偽の電子メール、ウェブサイト、またはその他のコミュニケーション手段を使用する詐欺です。フィッシング詐欺は、しばしば正規の機関、銀行、あるいは信頼できる企業のように偽装された電子メールを送信することで、被害者をだますことが多いです。例えば、偽のメールで「あなたの銀行口座に不正なアクセスがありました。ログインしてアカウントを確認してください」といった内容を送信し、リンクをクリックすると偽のサイトに誘導され、個人情報を入力させる手口が一般的です。フィッシング詐欺は、個人情報を騙し取るだけでなく、マルウェアのダウンロードや不正な広告をクリックさせ、コンピューターにダメージを与えることがあります。注意深く、信頼できる情報源からのみ情報を提供することが重要です。また、個人情報を入力する前に、ウェブサイトが本物であることを確認することも重要です。
2.OA機器でどう防ぐ?
ここで登場するのが数々のセキュリティ機器やソフトウエアです。
①UTM
インターネト環境につながるネットワークの元の部分、水道で言えば水道菅の水道メータ―の部分に栓がありますよね。その部分にフィルターを付けると、お風呂の水も、台所の水も、トイレの水も浄化されます。同じように、ネットワークのもとにUTMをつけると、そこから末端の端末に行く情報にいったんフィルターが掛かります。UTMのすごいところは、悪意あるメールを止めるだけでなく、そのメールが収集した御社の貴重な情報を外に出さないという役目も果たします。
②ウイルスソフト
ウイルスバスターみたいなものです。端末の中にインストールします。メールなどの情報や、添付ファイルの安全性を確認してくれます。UTMが元栓の部分であれば、ウイルスソフトは蛇口の部分になります。蛇口の部分に浄水器をつけるようなイメージです。
3.まとめ
いかがでしたか?OA機器で防ぐにはUTMがベストな選択になります。高いかもしれません。しかし、中小企業や零細企業に対してでも、セキュリティ対策はかつてないほど要求レベルが上がっており、過去の対策レベルでは不十分な時代になりました。UTMも戦争の影響もあってどんどん値上がりしています。今のうちに対策を打っておくことは安心とともに経済的でもあります。UTMを含めてセキュリティ対策のことであればエスアイエス・パートナーズにご相談ください。