2021.08.25 コラム

毎月の家賃も、積もり積もれば巨大な金額になります。その分利益が減りますから、家賃に係る消費税も含めて、払える金額なのかどうかをよく考える必要があります。今回はその3として家賃に焦点を当ててお伝えします。

目次

  1. 家賃にまつわるアレコレ
  2. 社長!知らなかったでは済まされませんよ!
  3. まとめ

1.家賃にまつわるアレコレ

賃料起算日と言う日があるのをご存知ですか?これは賃料が発生する日のことで、通常は契約を結んだ日が賃料起算日になります。この起算日は大家さんとの話し合いで決めることもできます。いついつから支払ってくださいという取り決めが大家さんと交わせます。また、共益費についても起算日がありますので、両方確認しておきましょう。共益費だけは起算日は契約日と言うケースもあります。

2.社長!知らなかったでは済まされませんよ!

オフィス賃借は契約ですから必ず更新があります。契約更新日に賃料の改定が行われることがあります。周辺の賃料相場と比較して割安であれば、家賃の値上げもあるでしょう。テナントによっては更新料が発生します。突然請求されたので予算計上していなかったという事態にならないようにしておきましょう。フリーレントと言う言葉をご存知ですか?「最初の一月が家賃タダ」というような制度です。物件によりけりですが、旧オフィスと新オフィスの両方の家賃を払う期間がありますから、この制度は非常に助かりますね。ただし、この制度で注意したいのは、共益費は免除されないという点です。また、契約については即時解約できないようにペナルティ(違約金)が設けられていることがあります。せっかくのフリーレント分がペナルティになりますから注意しましょう。

設備の整った環境の良いビルは、エレベーターが何基もあったり、共用部分に空調が効いていたりとお金が掛かっています。警備員がいるビルは安心ですが、その人件費も共益費にすべて加算されています。物件を選ぶ際に現実的な選択をしないと、稼げばいいというどんぶり勘定で決めてしまい、後から後悔することがないようにしなければなりません。

3.まとめ

いかがでしたか?家賃一つとっても契約に関連して色々な約束があることをご理解いただけたかと思います。気になる物件があればしっかりと把握しておきましょう。