2021.09.16
コラム
今回はモノクロトナーカートリッジに充てんされているトナーパウダーについてお伝えします。
目次
- モノクロトナーパウダーの素材とは?
- 消費者に関係すること
- まとめ
1.モノクロトナーパウダーの素材とは?
トナーパウダーの主要な成分は樹脂と言われています。この樹脂が全体に占める割合はおよそ8割です。樹脂の良し悪しによってトナーパウダーの性能が左右されると言っても過言ではありません。モノクロプリンタ―は黒しか印刷しませんから、ユーザーにとって印刷品質とは、色が濃いとか薄いとか、線が細いとか太いとかくらいしか気になりません。よって価格が安いスチレンアクリル樹脂が主要な原料として使われています。また、トナーパウダーの製造方法は粉砕法と呼ばれる機械式の製造法です。ブラックトナーパウダーの生産量はとても多いので、大量生産してコストがさがるように粉砕法と呼ばれる方法で生産されています。
2.消費者に関係すること
モノクロトナーパウダーの生産がコストが安いので、価格を重視するユーザーに向いています。リサイクルトナーの場合,1枚当たりのコストは1.0円くらいまで下がるのではないでしょうか?純正メーカーのホームページを見ていると、純正品の印刷コストはモノクロの場合3円くらいが標準です。もちろんトナーを定価で購入した場合ですから実際はもっと安いのですが、それでも半額以下です。印刷コストを掛けたくないのであれば複合機を導入するより、小型のモノクロプリンタ―を適切な場所に配置して、リサイクルトナーを効果的に使うことが有効でしょう。
3.まとめ
いかがでしたか?モノクロトナーパウダーは大量生産することでコストが下がるような工夫がされています。純正トナーが、粉砕法で製造されたトナーパウダーが充てんされているのであれば、リサイクル品も粉砕法で製造されたパウダーが充てんされたものを選んで上手にコストダウンしましょう。