ワーケーションと言う言葉は決してこのコロナ渦で出てきた言葉ではありません。ノートパソコンやインターネット、モバイルブロードバンドが普及した2000年代にアメリカで始まったとされ、日本でもIT産業を中心に、出社しない働き方ができる業態でリゾート地の研修・保養施設を利用した形で広まったと言われています。では、このワーケーションがコロナ渦で急速に注目されるようになった理由を調べてみましょう。
目次
- メリットとデメリット
- 注目される3つの理由
- まとめ
1.メリットとデメリット
注目する前にメリットとデメリットを見てみましょう。
①メリット
滞在地にとって交流の機会が生まれ、人口の増加や経済振興につながると考えられています。
②デメリット
仕事と休暇の線引きが難しいとか、テレビ会議システムの導入に設備投資が必要と言った面があります。
2.注目される3つの理由
①働き方改革とコロナ対策の両方に対応できる
出社を抑える必要が出てきました。もともと労働時間を短縮するために、出社しない働き方を営業部門から導入する企業がありましたが、このような働き方が間接部門全体に広がることで、働き方改革とコロナ対策の両方に対応出来ています。
②ZOOMのようなツールの普及で設備投資が不要になった。
テレビ会議に必要なツールが実質ノートパソコンだけになってしまいました。多くの人が注目したZOOM以外にもツールが出てきました。これらをパソコンにインストールするだけでWifiさえあればどこでも簡単に画面越しに会話ができるようになっています。
③自治体がワーケーションを地域振興と捉えて誘致に動いている
ワーケーションによる地域振興を期待して、2019年11月に7都道府県と58市町村で構成する「ワーケーション自治体協議会」が設立されました。また、協議会に参加しない自治体、たとえば目ぼしい保養地がないなどの自治体では、独自にワークステイという名称で誘致に乗り出しています。さらには、遊休資産をシェアリングエコノミーしたりする事業家の登場で、ワーケーションできる場所が増え、地域の活性化につながっています。
3.まとめ
いかがでしたか?ワーケーションは長期型の滞在になりますから、家族の同意や協力も必要です。そもそも観光地で仕事しながら観光も楽しむという働き方を経験したことがあまりないと思いますので、まずは体験してみることも必要でしょう。エスアイエス・パートナーズでは、静岡県熱海市にワーケーションを体験できる施設を作りました。るるぶなどのトラベルサイトで予約することができます。インターネットで検索するときは、「相模台3-13」で検索してみてください。温泉付きオーシャンビューの別荘が皆さんをお待ちしております。