2021.09.26 コラム

今回はキヤノンのプリンターについて、その凄い点をご紹介します。リサイクルトナーのユーザーにはキヤノンプリンターを使う会社も多いので、今後のプリンター選びの参考になればと思います。

目次

  1. キヤノンプリンタ―の凄い点とは?
  2. リサイクルトナーを選ぶときに関係すること
  3. まとめ

1.キヤノンプリンタ―の凄い点とは?

市場シェアはトップクラスで、営業に行く先々でキヤノンプリンタ―を見かけます。コンパクトで故障が少なく商品数も多いので、用途に合ったプリンター選びができます。では、リサイクルトナーを販売する会社の観点から見たキヤノンプリンターの凄いところとは?ずばり、

パソコンから印刷を開始してから、実際に動き出すまでの時間がとても短い

オンデマンド方式と呼ばれるキヤノン独自の定着方式が関係しています。定着とは、紙の上に画像や文字として乗っているトナーを熱を掛けて紙に定着させることです。この定着と言う工程があるために、印刷物の文字や画像は指で擦っても取れません。熱を掛ける定着という工程には長い間2本のローラーが使われていて、そのローラーに熱を掛けることで、ローラー間をすり抜ける紙の上のトナーを定着させていました。しかしこの方式では、ローラーが一定の温度になるには時間が掛かります。オンデマンド方式と呼ばれるキヤノンの方式は、このローラーを薄いフィルムに替えることで、一定の温度に達する時間を短くしたのです。これにより、印刷スピードが遅くても、印刷を開始するまでの時間が短いために、印刷物は結局早く手元に届くというわけです。凄いと思いませんか?

2.リサイクルトナーを選ぶときに関係すること

一定の温度に上がるまでの時間が短いことが省エネルギーにつながります。業務効率も上がるでしょう。リサイクルトナーについては、定着工程で一定の温度になるまでの時間が短いことが何か影響を受けることはありません。しかし、時間を短くするのは、ローラーからフィルムに替えるという構造の変化以外にも、トナーが溶ける温度を低くして温度上昇までの時間を短縮し、省エネルギーにつなげるというやり方も出てきていますから、低い温度でキレイに溶けるトナーパウダーが充てんされたリサイクル品を選ぶようにしましょう。

3.まとめ

いかがでしたか?プリンタ―を選択する基準の中に印刷スピードがありますが、定着と言う工程で時間を短縮する技術により、スピードが遅くても印刷物を手にできる時間が短く、さらに省エネルギーという凄いプリンタ―のお話でした。