富士ゼロックスから富士フィルムビジネスイノベーションと言う社名に変更され、DocuPrintと言うゼロックス時代の商品名称がApeosという複合機に使われていた名称に変わりつつあるようです。今回は、DocuPrintシリーズの中でも4400dと言うモデルに焦点を当ててリサイクルトナーの現状をお伝えします。
目次
- DocuPrint4400dプリンターのトナーカートリッジ
- リサイクルトナーの評判
- エスアイエス・パートナーズの商品はどうか?
- まとめ
1.DocuPrint4400dプリンタ―のトナーカートリッジ
このプリンターモデルのカートリッジは分離式になっています。トナーは小容量6千頁のCT203090と中容量の1万頁CT203091、そして大容量で寿命が1万5千枚のCT203092の3種類です。ドラムについてはCT351166で4万枚の寿命があります。実は、4400dとカートリッジを共通するプリンタ―が他に2種類あります。DocuPrint3200dとDocuPrint3500dです。ただ、3200dには大容量1万5千頁のCT203092が使えません。
2.リサイクルトナーの評判
DocuPrint4400dと3200d、3500dで共通する消耗品でお得感のある中容量1万頁のCT203091が売れ筋モデルになると思われます。そして小容量タイプは人気がないはずですから、リサイクルトナーの製造をしないメーカーもあるかもしれません。分離型でトナーカートリッジは筒状の容器ですから、容量の違い(寿命の違い)が商品の耐久性に与える影響はありません。では実際のところ評判はどうなのでしょうか?実はこのモデルはトラブルが非常に多いモデルと認識されています。どんなトラブルかというと、寿命にばらつきが出るのです。実は純正品でも寿命にばらつきが出ます。どのようにプリンタ―側が寿命を制御しているのかわからないのですが、極端な場合、寿命が半分くらいになるものもあると言われています。純正品のバラつきが大きいために、リサイクル品もどのレベルをターゲットに品質を作りこんだらよいのかわからず、リサイクルメーカーは苦戦しています。また、純正品からリサイクル品に切り替えて、再び純正品に戻す段階で、印刷に汚れが出るというトラブルも報告されています。純正品からリサイクル品に切り替えてゆく段階で、純正品とリサイクル品が混じって使われるというよくある状況でのトラブルです。ただ、市場からの要望が強い一方、官公庁に納入されているNECのMultiWriter8800というプリンタ―がDocuPrint4400dと互換機で、寿命のバラつきや印刷トラブルが多数発生するため、安物大好きな官公庁でも純正品を使用しているようですから、安定した品質を求めるには現時点で純正品のほうが良いのかもしれません。
3.エスアイエス・パートナーズの商品はどうか?
DocuPrint4400dプリンタ―用のトナーについては、従来のモデルと比べて圧倒的にトナーパウダーの粒子径が小さいという特徴があります。トナーパウダーの製造方法として、重合法と粉砕法という2種類の方法があるのですが、粉砕法で粒子径の小さなトナーパウダーを製造することは大変難しく、重合法で製造されたパウダーを使った商品が待ち望まれています。エスアイエス・パートナーズでは、実はそうした粒子径の小さなパウダーに対応するパウダーを持っていますので、寿命のバラつきを抑え、且つ、純正品とリサイクル品が一時的に混じる状況であっても、安定した品質のリサイクルトナーをお届けすることができる体制にあります。
4.まとめ
いかがでしたか?リサイクル品のすべてが良い品質と言うわけではありません。モデルによっては、良い材料が開発されていないために、不具合を我慢しながら使わなければならないケースもあるでしょう。業務に支障が出ないようにするためにも、純正品を使いながら常に販売店から最新情報が得られるようにすることで、純正品→リサイクル品への切り替えができるかもしれません。また、粒子径の小さなパウダーを使ったリサイクル品に関する情報が現在お取引のある販売店から得られない場合は、愛知県に事業所がある企業様であれば、エスアイエス・パートナーズにご相談頂けましたら、良質なリサイクルトナーをご提案致します。