前回はパソコンには寿命があるというお話をしました。それはSSDという頭脳部分の寿命が関係していることもお伝えしました。今回はSSDの状態を知る方法と寿命を延ばすコツについてお伝えします。今すぐ買い替えできない状況の方にはピッタリの内容かもしれません。
目次
- SSDが寿命を迎える際の兆候
- SSDの寿命を延ばす方法
- まとめ
1.SSDが寿命を迎える際の兆候
①処理速度の低下
ファイルを開いたり保存するなどの読み書き操作に時間が掛かるとか、突然フリーズするなどの症状はSSDが劣化しており故障が進んでいる証拠です。
②突然のシャットダウン
何度もシャットダウンするのは故障の兆候。電源が付かなくなるのも寿命を迎える症状の一つになります。
③「ブートデバイスが見つからない」というエラーが出る
パソコンの画面が黒く、青または白文字で「Boot Device Not Found」と表示される場合、SSDが寿命を迎えている可能性があります。
2.SSDの寿命を延ばす方法
①データの書き込みを軽減する
多くの読み書きをすれば早い時期にSSDの書き込み上限に達してしまいます。本当に必要なデータかどうかを吟味することは重要です。
②メモリ容量は空きを作り余裕を持たせる
SSDは上書き保存ができません。空き容量に書き込みをして前のデータを削除して、内部で前のデータがあった場所に移動します。空き容量が少ないと何度もデータが同じセルに書き込まれて部分的劣化が生じます。
③快適な環境で使う
高温多湿である、ほこりが多いという環境はパソコンによくありません。特に自宅で使うようになると会社よりもしかするとほこりが多いかもしれません。SSDでデータ消失が起きるのは、通電中は低温、通電していないときは高温です。車内に放置も厳禁でしょう。
④使用しないときはシャットダウンする
電源が入っているとバックグラウンドで作動していることがあります。電源をOFFにしてSSDを使わないようにしましょう。
⑤SSDとHDDを使い分けする
HDDを併用してデータを分散しましょう。
3.まとめ
いかがでしたか?パソコンが故障すると数日はとても大変ですね。寿命だなあと感じるようになったらでデータを安全な場所に移し、買替の計画を立てて寿命を延ばしながら新しいパソコンが到着するまで困るような事態にならないようにしましょう。