2022.11.21 コラム

全国的に電力消費を抑えた今年の夏、皆さんのご家庭でも節電に努められたことでしょう。スーパーに行っても飲料売り場の照明は消えており、それぞれの立場で節電に努めていたことがわかります。こんな時代にピッタリなのがインクジェットプリンター。レーザープリンターのように熱でトナーパウダーを溶かして紙に印刷内容を固定するという方式をとりませんので、消費電力を抑えることができます。そこで、今の時代にピッタリなインクジェットプリンターの正しい選び方を考えてみましょう。

  1. インクジェットには2通りの方式がある
  2. どれを選ぶとよいのか?
  3. まとめ

1.インクジェットには2通りの方式がある

さて、この話題、実はインクジェットの機械の話というよりは、インク自体と言ったほうが良いのかもしれません。インクには染料と顔料の2種類があることが知られています。専門的に言うと、溶剤に溶けるのが染料、溶けないものが顔料と区別されます。溶剤とは他の物質を溶かす物質の総称と言われていますから、水も溶剤の一つです。ということは染料インクは水に溶けるということですね。つまり印刷結果で考えると、印刷物が水に滲んでしまうのです。染料は繊維の着色に使われてきた歴史があります。紙も繊維です。植物繊維を水中に分散させて脱水乾燥したものだからです。こう考えると染料インクは紙に染み込みます。染み込む過程の中で滲むことがあるでしょう。発色がクリアーで鮮やかになり、光沢感も出やすい染料インクですが、この特性を考えると光沢系の紙を使うことが多い業種に向いています。では顔料系はどうか?顔料インクは紙の表面に定着します。これ、実はレーザープリンターのトナーと同じなのです。トナーも紙の表面に定着します。しかもしっかり定着します。実験してみましたが、顔料インクで印刷した印刷物に水をこぼしても滲みません。外に持ち出すような書類を印刷したり、高速で大量に印刷する用途には、染料よりも速乾性があるという特性も備えた顔料インクが向いているでしょう。

2.どれを選ぶと良いのか?

プリンターはA3サイズかA4サイズかで大きく分類します。どちらの必要性が高いでしょうか?インクジェットプリンターはA3サイズであってもそれほど大きくはありません。また、A3サイズだからと言って特別に値段が高くなるわけでもありません。士業の方や建設関係の方にはA3サイズのジェットプリンターが向いているでしょう。今どきはペーパーレス化が叫ばれていますから、プリンターの機能というよりはスキャナーとしての用途が多いのではありませんか?ですからADFつまり自動原稿送り装置がついている複合機タイプを選ぶのが賢明でしょう。さて、サイズや機能に目を奪われがちなのですが、インクを使うユーザーにとって一番の悩みはインクの値段の高さです。ドンペリより高いなんで言われることもありますね。こうしたランニングコストを抑えるためにもリサイクルインクなどのサードパーティ品を検討したいものです。プリンターによっては、純正品ではないことを繰り返しメッセージとして表示し、純正品を使わないと煩わしくなる設計のプリンターもあるようです。また、プリンターを買ってから、リサイクルインクのようなサードパーティ品がないことに気づき、仕方なく高価な純正品を使っている方もいるでしょう。車を買うときに燃費や税金のことを考えるように、プリンターもその後の消耗品について購入前に調べておくことはとても重要です。

3.まとめ

いかがでしたか?どれを選んだら良いのかお分かり頂けましたか?実は弊社の新しいサービスであるSubLow🄬(サブロー)は修理費やインクだなども意識した定額制の複合機活用サービスです。どれを選べがよいかはSubLow🄬のラインナップから選べば簡単に解決。リースのような審査も不要ですし、故障したときに対応も完璧。詳しくお聞きしたい方ははホームページのお問合せからご連絡ください。