メルカリなどの中古品市場が活発です。中古でもいいという文化が広がり、新品を購入することが一番いいと考える時代が終わりました。
さて、オフィスで使うOA機器についてもその考え方は浸透してゆくのでしょうか?
今回は中古のOA機器を買っても良いのかどうかをテーマにお伝えします。
目次
- 中古のOA機器で買って良いものとは?
- 中古を買うときに注意する点とは?
- まとめ
1.中古のOA機器で買って良いものとは?
OA機器の代表格はパソコンと複合機またはプリンターですね。では中古で買って良いものはどれでしょうか?
①パソコンの場合
中古で充分かもしれません。ある程度のリスクがあるとはいえ、最新のパソコンである必要がなく、パソコン自体にデータを保存するような使い方をしないのであれば、パソコンは単なる端末と考えて中古を活用してみましょう。
②複合機の場合
大型の複合機(A3サイズのレーザー)はメンテナンスがキーになります。複合機はメンテナンスフリーではありません。信頼できるメンテナンスが付帯していれば良い選択になります。ただし、意外にランニングコストが高いかもしれませんからよく比較してみてください。
小型の複合機の場合は(A4サイズのレーザー)は故障が多いので、印刷枚数が少ないからと言って安心でありません。経年劣化という言葉がありますが、古い場合は樹脂でできた部品がもろくなっているケースがあります。また、カラー機の場合は転写ベルトが劣化して破れたりする場合があり、修理にお金がとても掛かります。
信頼のおける販売店から買うのでなければやめた方がいいでしょう。
③レーザープリンターの場合
これも小型の複合機と同じパターンです。印刷枚数が少ないから大丈夫とは限りません。
2.中古を買うときに注意する点とは?
①パソコンの場合
少なくともハードディスクやSSDが交換されていると良いでしょう。ごくまれにメーカーに返品されたパソコンで調整をしたものが中古店に並ぶケースがあります。これは買いかもしれません。あとはハードディスクやSSDが交換されていたとしても、他の部品に性能とのバランスが取れているかどうか?(なんでも最新で高スペック品に交換されていればいいわけではない)もチェックしましょう。
②複合機の場合
キヤノンやシャープの複合機が主に市場で流通しています。本体価格が安く入手しやすい反面、その後のカウンター料金がかなり高額なものがあります。リースの審査が通らないなどの理由で中古機を検討すると思いますが、購入したあとのサービスや費用をよく見ておきましょう。
③レーザープリンターの場合
1週間程度の保証が付いていることが多いのですが、あくまでも動作確認程度しかできないと考えて良いと思います。アフターフォローがキチンとしていない場合、新品を買うより出費が多くなる場合もありますから注意が必要です。どれを買うかより誰から買うか?が大切です。
3.まとめ
いかがでしたか?中古品の市場はますます拡大してゆくでしょう。しかしOA機器については故障による業務への影響がありますから必ずしも安いからという理由で選択することは避けたいものです。複合機の場合リースの審査が通らなくでもサブスクで複合機をレンタルできる「サブロー」というサービスをエスアイエス・パートナーズは展開しています。保守メンテもついて36カ月安心して複合機をサブスクでローコストに運用できます。一度検討してみてください。