今回は弊社の主力商品でもあるリサイクルトナーについてのお話です。一時はその品質が問題視されたリサイクルトナー。技術も進歩し、すっかりそんな悪い評判もなくなったかと思ったら久しぶりに聞きました。それは知り合いからの連絡で、「今買っているリサイクルトナーが不良品だらけで困っているけど、今からリスト送るから見積もりくれないかなあ?」という依頼。どこで買っているのかと聞けば、なるほどそれは良くないねと思える品物でしたから、まだまだあるのだなあと思いながら、さて、みなさんはどうやって見分けているのだろうか?と少し疑問に思いコラムを書く事にしました。
目次
- なぜ質の低いものが無くならない?
- どうやって避ける?粗悪なリサイクルトナー
- まとめ
1.なぜ質の低いものが無くならない?
30年ほど前にアメリカから日本に入ってきたリサイクルトナービジネス。当時は交換部品がほとんど入手できず、ただ分解清掃して、トナーパウダーを充填していたというレベルに近いリサイクルトナーは本当にトラブルが多かった。そもそも使い捨てを前提に設計されているリサイクルトナーは部品交換して初めて良い品質が保たれるというもの。でもそこはコストのかかる話。多くのリサイクルトナーメーカーは商社を通じて製品を販売しているため、商社から見て儲かるかどうかで選択されているという現実があります。メーカーが儲けるにはコストを切り詰めて利益を確保しなければ商社に買ってもらえないということ。では不良品が出てもいいのか?消費者の中には「安いから不良品が出ても捨てればいいので気にしない」とか、「すぐに交換品が届くので問題ない」と考える会社もあり、不良品を出すことに鈍感になっているメーカーや商社があることは事実です。そんな商流で流れてくるリサイクルトナーを買ってしまえば、不良品に悩まされることは確実です。
2.どうやって避ける?粗悪なリサイクルトナー
これは非常に難しいのですが、一般的には「E&Qマーク」という日本カートリッジリサイクル工業会の所属するメーカー製である証明があれば概ね間違いないという選択方法があります。お手元にあるリサイクルトナーの箱にはE&Qマークが貼り付けてありますか?日本メーカーが国内で純正品使用済みカートリッジを適正に回収し、一定の基準で再商品化(リサイクルしている)出来ていることの証になっています。STMCという国際的な認証もありますが、これはあまり当てになりません。E&QマークとSTMCの両方ついていればたぶん大丈夫。でも、これだけでは完全に良いものは買えません。ではどうするか?
もし今特に困っている特定の商品の品質問題があれば、別の販売会社にこう聞いてみてください。
「どうしてこのモデルの品質トラブルは頻繁に発生するのですか?」
納得のいく答えが返ってきますか?返って来ない会社の商品は極端ですが全部買ってはダメです。ただ右から左にモノを流しているだけですから、ギャンブルのようにどこかで大変な不良品をつかまされます。
では理想的な回答はと?いうとこうです。
①「その問題はいま解決できていません。解決できる見通しもありません」
②「その問題についてはこのような対策を施した別の商品があります。こちらはいかがですか?」
①は意外かもしれませんが、あるメーカーで解決できない問題は部品の品質によるものなので、別のメーカーでも解決できないのです。それを正直に話してくれる①は信頼できます。ただ、このケースは純正品を選択するという結果になるのですが。一方②はどうか?メーカーによっては原価が高いけれど性能のよい部品を上手に調達していたり、加工上のノウハウを持っていたりするので、別の形で提案ができます。それを分かって仕入れている販売者の商品はほぼ間違いなく良いものです。
3.まとめ
いかがでしたか?とっても難しいリサイクルトナーの選択ですが、実はエスアイエス・パートナーズのお客様の実に95%はもともと純正品ユーザーでした。その純正品ユーザーがエスアイエス・パートナーズからリサイクルトナーを購入するようになり、リピート率は98%と高い数字を維持しています。これは純正品を使っている方が充分満足できる品質のリサイクルトナーをご提供しているという証でもあります。もし、リサイクルトナーの不良品でお困りであればぜひエスアイエス・パートナーズに一度ご相談ください。