オフィス移転が活発になる時期となりました。コロナ渦で縮小する動きが加速していますが、一方でオフィスに人が集まる効果が見直され、増床の動きも活発です。
そんなオフィス移転ですが、非常にお金のかかる投資になります。こんなはずじゃなかったを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?
今回のテーマは「オフィス移転 こんなはずじゃなかったを防ぐには?」と題してお届けします。
目次
- オフィス移転のこんなはずじゃなかったとは?
- どうやってこんなはずじゃなかったを防ぐ?
- まとめ
1.オフィス移転のこんなはずじゃなかったとは?
とあるオフィス移転でのお話。ご希望に沿っていろいろなご提案をさせて頂きましたが、結果としてはビルグレードの高いオフィスを希望されました。予算的には非常にきつい状況でしたが、オフィス面積もそれほど広くなく、家賃も20万円程度とビルグレードを考えると安いレベルでした。室内に会議室を作る工事を希望されていましたが、壁の工事が消防法に関係するレベルの工事だったため、一般的にB工事と言われる工事の費用が200万もの請求に!B工事はビル指定工事業者があり選択できません。いわば言いなりに支払うしかない。会話が聞こえてもいけないので天井まで壁をしっかりと立てるという計画が思わぬ出費につながりました。賃料は20万円でしたが、入居までに支払う経費は相当な金額となり資金ショートしそうになってしまったという「こんなはずじゃなかった」が起きたのです。
2.どうやってこんなはずじゃなかったを防ぐ?
先の事例で問題だったのは、移転までの日数が短かったこと。契約日以降でなければB工事もC工事も着手できません。図面を引いたり、実際に現地を確認したりと移転に向けての作業に時間が掛かります。今回の問題はC工事に注意を奪われてB工事について考えていなかったことに問題がありました。ではどのようにこの問題を回避できるのか?それは不動産会社を通じてB工事業者に連絡を取り、B工事の単価を事前に確認しておくことだと思われます。坪当たりの工事費用は凡そ把握できます。一般的はビルグレードが高くなると、B工事の費用も高くなります。数百万円の支払いにもなりかねないB工事について事前にしっかりと費用計算をすることでこんなはずじゃなかったを防ぐことができるでしょう。
3.まとめ
オフィス移転は大きな投資です。しっかりと時間を掛けて予算も充分確保して進める一大事業です。予算をしっかと確保し、時間を掛けて検討しましょう。エスアイエス・パートナーズではオフィス移転の物件仲介からオフィスデザインまでワンストップでご提案可能です。