今回のテーマはオフィス内にあるOA機器のエネルギー大量消費を見直す取り組みについてお伝えします。
目次
- エネルギー消費するものはどれ?
- 見直し方のヒント
- まとめ
1.エネルギー消費するものはどれ?
オフィス内でもっともエネルギーを消費するのはパソコンと言われています。常時稼働しており、台数も一人一台が普通になっています。50人いれば50台が稼働しているので、パソコンの消費電力は注意しておくべきでしょう。次に複合機やプリンターがエネルギー消費するオフィス機器になります。一般的にはオフィスにはレーザー方式の複合機やプリンターが設置されています。トナーを熱で紙に固着させる仕組みなので、定着器と呼ばれる高温になるユニット部分で相当のエネルギーが消費されます。1500ワット程度の電力消費があると言われていますので台数が多い場合は注意が必要です。
2.見直し方のヒント
先ずパソコンですが、やはりノートパソコンが消費電力が少ないため、オフィス内のパソコンをノートタイプにすることをお勧めします。デスクトップと消費電力を比較すると、
デスクトップ 50~150W
ノートブック 20~30W
15インチサイズであればキーボードも充分大きく使いやすいでしょう。営業のように外に出ていく人たちは14インチ程度の小型のノートが適しているでしょう。また10年前と比べるとメーカーによってはパソコンの消費電力は半分になっているようです。
NEC750/TSシリーズ(2012年モデル) 標準時 13W 最大 90W
N1585/CAL(2022年モデル) 標準時 9.3W 最大 45W
買い替えるのはまだ今のタイミングでないということであれば、モニターの消費電力を注意してみましょう。このモニターですがテレビと全く同じと考えてください。テレビは見ていないときは消しますよね?同じように使っていないときは消す(真っ黒な画面になったりします)ことをお勧めします。また画面の明るさも消費電力と関係しますから輝度という明るさの機能を調整しましょう。
では複合機やプリンターはどうでしょうか?
インクジェットプリンターの性能が上がってきています。多くの人の印象は「印刷物が滲む」というイメージではありませんか?実はインクには顔料インクと染料インクの2種類があります。滲むと言われているのは染料インクなのです。「染」という文字が表すとおり、繊維を染めるときに使うインクの種類と同じです。紙の繊維にしみこんでいくため滲みが出やすくなりますし、水に溶ける性質が強いので印刷物が濡れると滲んでしまいます。一方、顔料インクはトナーのように紙の表面にインクが乗るイメージで印刷されます。そのため滲みが極めて少なく、水に濡れても滲みがありません。ですから顔料インクモデルを選択すると、最大消費電力が1500Wと非常に大きな電気を使うレーザータイプの複合機と比べて10分の1程度に減らすことができます。
3.まとめ
いかがでしたか?パソコンならノートタイプ、複合機やプリンターならインクジェットが消費電力の少ないモデルを選択できます。インクジェットの複合機でビジネス向けにどれを選んで良いのか分からないのであればぜひエスアイエス・パートナーズの「サブロー(SubLow®)」という複合機のサブスクを選んでみてください。定額でインクジェット複合機を使うことができ、初期費用やインクは無料です。でひ一度ご相談ください。