2023.01.28 コラム

インクカートリッジの廃棄、どうしていますか?今回はインクカートリッジの廃棄について取り上げます。

目次

  1. インクカートリッジの使用済みはどのように分類する?
  2. 適切な廃棄方法
  3. まとめ

1.インクカートリッジの使用済みはどのように分類するか?

インクカートリッジの主要な構成素材はプラスチックになります。一般的には使用済みは廃プラスチックと呼ばれる分類になります。廃棄方法は自治体によって、または廃棄者がだれかによってかで変わります。

名古屋市の場合

個人で使ったインクカートリッジは、プラ容器包装という分類になります。名古屋市のホームページでは、

①販売店回収を利用

②所定の郵便局で家庭用インクカートリッジの回収をしているので郵便局に持っていく

と2種類の方法が提案されています。大手メーカーではインクカートリッジ里帰りプロジェクトという取り組みがされています。インクカートリッジは使用済みになっても大切な資源になります。回収して再資源化できるものですから、燃えるゴミなどでは処理せず、家電量販店の回収ボックスに入れるか、郵便局に持っていきましょう。

では法人が使った分はどうするか?

法人の場合は産業廃棄物になりますので、専門の回収業者に引き渡します。黄色のビニル袋で回収されますが、廃プラとして処分するのが適切です。一応燃えるとは思いますが、ここは事業者としてキチンと分類しておきたいものです。

 

2.適切な廃棄方法

適切な廃棄方法とは?それは再資源化される廃棄方法です。つまりリサイクル。しかし、リサイクルと言っても、その方法には主に二つあります。

一つはリユースです。そしてもう一つはリサイクル。え、どう違うのか?と思われるかもしれませんね。最初のリユースは、回収したインクカートリッジにインクを再充填してリサイクルインクとして再びユーザーに戻すやり方。一方、リサイクルは回収したインクカートリッジを粉砕して資源に戻し、それをほかのプラスチック製品の製造材料の一部として使うやり方。リユースの場合は、家電量販店に店頭にある回収ボックスに入れることでリユースに回ります。エコリカなどのリユースインクメーカーが独自に設置している回収ボックスです。一方、リサイクルは「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」のような大手メーカーが主導して行う回収スキームに乗せることでリサイクルされます。私たちリサイクルトナーやリサイクルインクを販売する業界としては、量販店の店頭にある回収ボックスに入れてもらえるととっても助かりますし、皆さんにも安価なインクをお届けできるようになりますので、お互いにハッピーになるのではと思います。

3.まとめ

いかがでしたか?適切に廃棄して資源の無駄をなくしましょう。くれぐれも燃えるゴミの袋に入れて燃やしてしまうことがないようにしたいものです。