2023.01.30 コラム

コピー用紙と言えばA4で500枚が一束になった白い紙であり、プリンターや複合機に使うものと理解されています。このコピー用紙ですが、実はPPC用紙という呼び方があります。このPPC用紙ってなんでしょうか?今回はPPC用紙ってコピー用紙のこと?と題してお届けします。

目次

  1. PPC用紙とは?
  2. PPC用紙の購入で注意する点
  3. まとめ

1.PPC用紙とは?

PPCとはPlain Paper Copierのことで普通紙複写機と訳されます。化学パルプが100%の紙。Copierと言葉が入っていますからコピー機用の紙のことを指しています。インクジェットプリンターやレーザープリンターなどに使われる紙のことで、普通の印刷はキレイに再現できますが、写真のような画像はインクの滲みが発生するためあまり使われません。もちろん、用途に応じて紙の表面が加工されているものもあり、インクジェットプリンターで印刷しても滲みが少なくなるよう設計されているものもあります。

2.PPC用紙の購入で注意する点

PPC用紙の購入で注意する点として2つ挙げられます。一つは坪量と呼ばれる指標で紙の厚みに関係があある注意点。もう一つは紙の表面の状態です。

①坪量

坪量って聞きなれませんね。坪量とは洋紙、板紙1㎡あたりの重量のことです。g/㎡で表示します。ネットで紙を買うときにこの数字は必ず書かれていますが、アスクルでマルチペーパーという商品名の紙を検索すると68g/㎡と記載されていました。68から70g/㎡が一般的なオフィスでは使われているようです。80以上になりますと紙に厚みが出てくるため、プリンターを厚紙モードに設定してから印刷しないと、印刷トラブルが発生する可能性が出てきます。また当然の事ながら、数字が大きくなればなるほど厚みが出ますから、ファイルに綴じるとファイルが分厚くなります。

②紙の表面状態

これはなかなか難しいのですが、簡単に判別するには、触ってみて感触がツルツルかザラザラか?で判別します。紙詰まりが発生しやすい紙はザラザラです。良い紙はツルツルです。良い紙の表面を触ってみてツルツルを確認したあと、ザラザラの紙を触るとすぐに違いが分かります。紙詰まりが頻繁に発生する場合は、紙そのものを変えてみることで解決することが多々あります。

3.まとめ

いかがでしたか?紙は印刷品質を決めるうえで非常に重要な要素になります。紙の値段が上昇し、安い紙に切り替える企業が増えています。安い紙のリスクは紙詰まりの頻発です。業務に影響が出ては安い紙に変えて意味がありませんね。