2023.02.03 コラム

日付の古いカートリッジが倉庫から見つかったことありませんか?先入れ先出しを心がけていたと思ったら,下の方から見つかったなんてことが良くあります。また、プリンターがいらなくなったので、余ったトナーをくれると聞きもらってきたとか。さて、それ使っていいのかな?今回は古いカートリッジを使っていいのかどうかをテーマにお話しします。

目次

  1. 古くなるとどうなるか?
  2. カートリッジのタイプによって変わる扱い方法
  3. まとめ

1.古くなったらどうなるの?

「古くなると中身のトナーパウダーが腐ってしまう」なんてことにはなりません。メーカーが定める適切な管理環境下で保管されていれば、箱に記載の消費期限が過ぎても大丈夫です。急に使えなくなるなんてことはありません。しかし、カートリッジの構造によっては、ウレタンゴムでできた部品のゴム自体が劣化して本来の性能が発揮できず、印字不良につながることがあります。期限を過ぎているのであれば純正品でもリサイクル品でも苦情は言えません。とりあえず使えるには使えますから、使えるところまで使うというのが良いのではないでしょうか?

2.カートリッジのタイプによって変わる扱い方法

一体型か分離型かで決まります。一般的にはドラムユニット部分に不具合が発生する頻度が高いように思われます。感光体ドラムと呼ばれる円柱状の部品が回転することで印刷ができます。その感光体の表面を削りながらクリーニングしているのがクリーニングブレードと呼ばれる部品。ウレタンゴムで出来ています。ゴムが固くなると劣化が進んだ証拠。印刷に汚れが出るようになります。分離型の場合はドラムユニットと呼ばれてトナーパウダーが充てんされているトナーユニットと分離しているので、トナーユニットは使えますが、ドラムユニットが使えないというケースがあります。一体型は使えるか使えないかの二択です。

3.まとめ

いかがでしたか?勿体ないから使いたいと思うでしょう。でも古くなればそれなりに性能が落ちるもの。最後まで使える保証はないかもしれません。使えるには使えるのですが、できれば本来の性能が発揮される期限内に使い切りましょう。