2023.02.05 コラム

古紙と聞いて何を思い浮かべますか?「ご家庭の古新聞、古雑誌、ぼろきれ♫」と私の子供時代はトラックで回収に来ていました。最近は回収ボックスや回収ステーションが町の至るところにありますが、オフィス内の古紙はどうすればいいのでしょうか?今回は、「古紙、その処分どうしていますか?」と題してお届けします。

目次

  1. オフィス内の古紙ってどうしてる?
  2. 古紙の正しい処理方法
  3. まとめ

1.オフィス内の古紙ってどうしている?

機密書類はシュレッダーで裁断。でもそれ以外は燃やせるゴミ?シュレッダーで裁断するのは機密情報が外に漏れないため。これは仕方ありません。でも封筒やチラシ、大して意味のない内容の書類などは分類しておき、古紙回収業者に引き渡されるケースもあるようです。

2.古紙の正しい処理方法

紙は森林資源からできた貴重なもの。できるだけ再利用されるように処分するのがSDGsですよね。

先ずシュレッダーは機密情報が漏れないための処分方法です。一方で紙の繊維がズタズタに切り裂かれますので、紙の再利用(再資源化)の観点からは実は望ましくありません、繊維は長い状態の方がリサイクルペーパーに生まれ変わっても質の高い紙になります。シュレッダーはできるだけ本当の機密文書だけにしたいものです。ではそれ以外はどうしますか?紙は再資源化される工程で脱墨、つまりインクが抜かれます。同時にごみ、例えば梱包テープや窓あき封筒のフィルムなどもパルプの状態の戻される工程でゴミとして集められます。困るのはホチキスの針やクリップかもしれません。できるだけクリップを外し、ホチキス止めも外して古紙としてまとめて処分業者に渡したいものです。

3.まとめ

いかがでしたか?皆さんが使った紙は製紙工場に集められ再資源化されます。漫画雑誌や週刊誌の紙になったり、段ボールの中芯になったりします。日本はその紙の再利用システムが非常に高いレベルで確立されています。できるだけ燃やせるゴミにするのではなく、再利用されるように分別することがSDGsにつながります。