2021.08.06 コラム

リサイクルトナーを価格やお得感だけで選んでいませんか? 主要な顧客層が企業である以上、切り替えする理由がコストダウンであることは否定できません。しかし、品質が悪いトナーで業務が滞るなんてことがあれば本末転倒と言われても仕方ありませんね。

今回は無料で長期の保守サービスが付帯している沖のプリンタでリサイクルトナーをどのように選んだらよいのかお伝えします。

目次

  1. 沖のプリンターの特徴とは?
  2. リサイクルトナーを選ぶポイント
  3. まとめ

1.沖のプリンターの特徴とは?

沖のプリンタはとにかくコンパクト。とりわけ高さが低いのが特徴なので、シェルフスペースにピッタリと収まります。省エネルギー設計が徹底されており、故障も少ない印象です。リサイクルトナーは数多く販売されていて、どこの商品でもトラブルなく使えますが、海外からコピー品もたくさん流入しているので信頼できる会社からトナーを購入するのが良いでしょう。

2.リサイクルトナーを選ぶポイント

沖のプリンタはどのモデルも分離型のトナーを使います。トナーパウダーだけ充てんされている筒状のトナーカートリッジと感光体ドラムが付いているドラムカートリッジを組み合わせて使う方式です。トナーは筒状のカートリッジですから、中身のトナーパウダーの性能がすべてです。モノクロもカラーもトナーパウダーは粉砕法で製造されたトナーが純正品に採用されています。粉砕法で製造されたトナーパウダーはリサイクル業界の得意分野ですから、どこのメーカーのリサイクル品を購入してもそれほど品質は変わらないでしょう。一方、ドラムカートリッジについては、私の知る限りリサイクル品で品質の良いモノに出会ったことがありません。場合によってはカートリッジが途中で故障する率は10%を超える場合もあるでしょう。どうしてもリサイクルドラムが使いたいという会社でなければ純正品のドラムを購入するほうが安全です。

更に、リサイクルトナーを使う上での注意点ですが、純正品を使っていないと、プリンターを購入したときに付帯している長期の無料保守サービスを受けることができません。プリンターは純正品が使われているのか、リサイクル品が使われているのかを履歴から追いかけることができるようになっているモデルもありますので、故障したら純正品に入れ替えて修理を依頼すれば大丈夫だとお考えの会社は修理を断られることがあるかもしれないことだけご承知おきの上お使い頂く必要があります。ただ、滅多にプリンターは故障しませんが…。

3.まとめ

プリンターがあまり故障しないので、純正品からリサイクル品に切り替えたというお客様が増えてきました。くれぐれもプリンター故障時には純正品を使っていないと無料保守サービスを受けることができないことだけご理解いただいた上で良質なリサイクル品を選んでお使いください。