2021.09.08 コラム

プリンターを使っていると印刷途中に印刷汚れが発生したり、プリンターから異常音が発生したりすることがあります。このようなトラブルが発生するとリサイクルトナーが悪いからだと言われてしまうことがとても多いのですが、今回は富士ゼロックス社(現富士フィルムビジネスイノベーション社)のDocuPrintC3450dというプリンターモデルでリサイクルトナーをお使いのお客様に、リサイクルトナーを使う上で役立つ情報をお届けします。

目次

  1. DocuPrintC3450dで時々発生するトラブルとは?
  2. リサイクルトナーが関係するのか?
  3. まとめ

1.DocuPrintC3450dで時々発生するトラブルとは?

既に販売は中止されていますが、このプリンターは小型で色合いもきれいであったことから、とても人気のあったカラープリンターです。このプリンターをお使いの方にはご経験があるかと思いますが、印刷中に印刷の表面と裏面にトナーがこぼれたような汚れが印刷されることがあります。この汚れのトラブルは、症状がひどくなったり症状が現れなくなったりと一定しないことが特徴です。一旦は収まったものの、再び汚れが出るようになったとご連絡を頂く事もあります。またこの症状の発生タイミングについては、プリンターが比較的新しい状態であっても発生するため、リサイクルトナーを使っているからだと結論されがちです。

2.リサイクルトナーが関係するのか?

結論から申し上げると、純正品トナーでも発生します。なぜなのか?実はこの問題の発生原因は、トナーを紙に乗せる「転写」と呼ばれる工程で発生しており、このトラブルが多発したためと思われますが、DocuPrintC3450dの後継機である3450dⅡというプリンターでは、この部分が改善されているからです。ですから、DocuPrintC3450dⅡと言う後継機のプリンターを購入されたお客様ではリサイクルトナーを使っていても汚れのトラブルはほとんど発生しません。つまりリサイクルトナーであるために問題は起こるとは言えないのです。

3.まとめ

いかがでしたか?もしDocuPrintC3450dという改良前のプリンターを使っているユーザーは、この転写ローラー付近に溜まっているトナーの汚れを定期的に清掃してもらう必要があるでしょう。また、粗悪な品質のリサイクルトナーを使っている場合は、3450dⅡという改良型のプリンターを使っていても、異なる理由で印刷の汚れが発生するかもしれません。ぜひ質の良いリサイクルトナーを選んで使ってください。