2021.09.10 コラム

今回は富士ゼロックス社(現 富士フィルムビジネスイノベーション社)のDocuPrintP350dというプリンターとリサイクルトナーについてお伝えします。

このプリンターは既に販売が終了していますが、コンパクトであったこと、トナーとドラムが「分離式」であったために、印字比率の低い印刷をメインにするクリニックや調剤薬局などの医療機関で重宝されました。印字比率が低い印刷というのは、1枚の用紙に印刷する内容が少ないとか、イラストや写真が全く無い文字だけの印刷をイメージしてもらえると良いかと思います。または1枚の印刷でトナーが全然減らない印刷とも言えます。では人気モデルでどんなことがあるのでしょうか?

目次

  1. DocuPrintP350dで時々発生するトラブル
  2. 効果的な2つの対策
  3. まとめ

1.DocuPrintP350dで時々発生するトラブル

印刷時の異常音と言う問題が発生しています。これは、トナーカートリッジの構造が関係していますが、内部に充てんされたトナーパウダーが、カートリッジ内部で偏ったり固まったりしないように、トナーパウダーを攪拌する羽根がカートリッジ内部にあります。その羽根の軸部分にトナーパウダーが入り込んで固まってしまうと、羽根の回転が重くなります。この羽根は、カートリッジ側のギヤとプリンター側のギヤが噛み合う仕組みで回るのですが、羽根の軸がトナーで固まることでギヤの回転が重たくなると、「ギヤとび」現象が発生して異常音につながります。あまりにも大きな音がするので、オフィスにいる人たちが怖くなるほどです。

2.効果的な二つの対策

①質の高いリサイクル品または純正品を使うようにする

質が高いとは、軸の部分で固まらないトナーがカートリッジの中に入っているということです。リサイクルトナーについて言えば、DocuPrintP350dプリンター用リサイクルトナーには「重合トナー」と「粉砕トナー」という2種類のトナーパウダーが流通しており、「粉砕トナー」と呼ばれる製法のリサイクルトナーが問題を起こしています。「重合トナー」が入っているリサイクルトナーカートリッジは、我々が知る限りではこの問題が発生していません。

②改良されるのを待つ

「粉砕トナー」を製造するメーカーが今回の問題に対して改良を行いました。まもなくその改良されたパウダーの入ったリサイクルトナーが出荷開始となるはずです。現在のトナーパウダー在庫が無くなり次第、新しく改良されたパウダー入りカートリッジが流通するでしょう。現時点で特に問題が発生していないのであれば、改良品が流通することで潜在的な問題が解決しますから、そのまま待っていれば良いかもしれません。どうしても待てないという場合は、弊社までご相談ください。

3.まとめ

いかがでしたか?二つ目の対策は意外だったかもしれません。リサイクルトナーカートリッジは日々改良されています。様々なユーザーからの声を製品に反映させています。こうした品質改良について理解している販売会社からリサイクルトナーカートリッジを購入すると安心ですね。