2021.09.15 コラム

今回はカラートナーパウダーについてお伝えします。用語が似ていて混乱しますので一回整理すると、

  • トナー又はトナーカートリッジとはカートリッジのこと
  • トナーパウダーとはカートリッジに充てんされている粉(パウダー)のこと

と分けてコラムを書くようにしています。と言うわけで、今回はパウダーの方です。粉の話です。

目次

  1. トナーパウダーの原料
  2. 消費者に関係すること
  3. まとめ

1.パウダーの原料

トナーパウダーの主要な原料は樹脂なのですが、カラートナーパウダーに使われる樹脂は一般的にポリエステル樹脂と言われています。ポリエステルは他の樹脂に比べて透明度が高く、色をキレイに出せるという特徴があります。カラー印刷をキレイにするために選ばれた素材です。ポリエステル樹脂は値段が高いことでも知られています。トナーパウダーの成分のうち80%程度を占めるのが樹脂ですから、高い樹脂を使うことでトナーパウダーの原価がどうしても高くなりがちです。

2.消費者に関係すること

どのようなプリンタ―の使い方をするのか?によりますが、白黒印刷がメインでカラーが少しと言う場合はカラープリンターを選ぶことで白黒印刷のコストが上がります。もしカラー印刷もしないのに、もしかして使うかもしれないと考えてカラープリンターを選ぶと印刷コストが高くなるでしょう。会社内でカラーの印刷をする場所を決め、白黒印刷しかしない部署は、モノクロプリンタ―を配置するようにしましょう。モノクロプリンターは本体自体も比較的安価なので導入コストが安く済みます。

3.まとめ

いかがでしたか?印刷コストに跳ね返ってくるトナーの原価を考えると、プリンタ―の選択はとても重要です。カラーを選ぶことで最初からコストが上がるのであれば、使い方を事前に吟味して、どこにどんなプリンターを設置するのかを考えてみましょう。コストダウンはプリンターを選択するところから始まっています。