2021.10.14 コラム

「テレワーク(リモートワーク)」と「在宅勤務」と「モバイルワーク」って明確に使い分けがでること、ご存じでしょうか?正直、類語として全部似たようなものかと勝手に思い込んでいた方も多いのではないでしょうか?でも、何が違うのか文字だけではよくわかりません。せっかくなので、調べてみました。

目次

1.テレワーク、在宅勤務、モバイルワークとは
2.テレワーク・在宅勤務の落とし穴
3.まずはできるところから

テレワーク、在宅勤務、モバイルワークの定義

テレワーク…会社以外でも働けるようにした「労働形態」のこと
在宅勤務…自宅で、オフィスとほぼ同様に働くこと
モバイルワーク…場所や時間に縛られることなく働くこと

文字だけを見ると同じように見えます。
遠隔で働く「テレワーク」という労働形態の種類として、
・在宅勤務
・モバイルワーク
この2種類があります。

同じテレワークでも、在宅勤務とモバイルワークでは活用シーンが異なり、
自宅で働くのと会社外のいろいろな場所で働くのでは、結構違います。

在宅勤務は、各事情により出勤が難しい場合の対応策としてご検討されるかと思いますが、
モバイルワークは出勤している社員にも大いに活用できます。
例えば移動中にちょっとした仕事ができるようになるので、
営業先から社内に戻ってから溜まった仕事を片付ける必要がなくなったり、
営業と営業の合間、会社に戻る時間がなくても
遠隔で打ち合わせに参加したりなど、時間の有効活用ができるのではないでしょうか?

テレワーク・在宅勤務の落とし穴

とは言いつつテレワークを行っていると、「休憩時間を無限になくせてしまう恐ろしさ」を感じませんか?
これは在宅勤務でも共通なのですが、どこでも仕事ができるということは、どこまでも休みをなくせてしまうということと表裏一体です。
多忙になると「もうこんな時間!?」ということないでしょうか?
休日にも電話が鳴っては対応している方を見ると、切り替えの難しさはやはり課題なのかもしれませんね。

まずはできるところから!

「テレワークはシステムさえ導入すれば自然と回るはず…」
これは大間違いです!!
確かにシステムやツールは、究極お金を払えば導入できます。

でも、問題は「活用できる組織体制を作れるかどうか」ということになります。
テレワークに理解がない社員が多い中で無理やりテレワークを導入すれば、反感だけが高まり逆効果になってしまいます。まずは、テレワークに対する理解を深めることから始める必要があります。
システムを使いこなすだけの知識やスキルを社員が持っていないかもしれません。
そうすれば、導入したシステムを使わなくなったり、無理やり使い続けることで生産性が落ちてしまう可能性もあるので、適切なツールの使い方や知識をしっかりと勉強する必要があります。

各企業によって、テレワークが成功しない理由も成功に至った理由も全く違います。
そこを見極めず、力任せに進めた結果、失敗してしまった事例がたくさんあります。

テレワーク導入でお困りのことがございましたら我々エスアイエス・パートナーズにお任せください。
弊社には、実際にテレワーク導入を成功させた実績がたくさんあります。
テレワークを取り入れるための課題は何かを洗い出し、解消していくところからサポートができます。もちろんツールの販売提供も可能です。(Microsoft365、Zoomなど)

テレワークを導入しようとしたけれど、失敗してしまった。
テレワークを導入したいけれど、失敗しそうで踏み切れない。
など、お悩みの方はお気軽にご連絡ください。

 

用語の整理

テレワーク

「tele=離れた所」で「work=働く」こと。
テレワークとは、ICT(情報通信技術)を利用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方。「テレワーク=在宅勤務」ではない。在宅勤務はテレワークの1つ。

リモートワーク

「remote=(距離的に)遠い所」で「work=働く」こと。
テレワークとリモートワークはほとんど同意義。言葉としては、テレワークの方が使われている。 行政機関や地方自治体は、とりわけ「テレワーク」を採用している。

モバイルワーク

「mobile=可動性」のある働き方。
施設に依存せず、いつでも、どこでも仕事が可能な状態なもの。移動中や顧客先、カフェなどを就業先とする。