2021.10.07 コラム

リサイクルトナーを使うことに躊躇する理由が品質。かつてトラブルが多発したリサイクルトナーの草創期に嫌な思いをした企業は、今でもリサイクルトナーを使うことを躊躇しているのではと思います。そこで、リサイクルトナーの不具合率について今回はお伝えします。

目次

  1. 不具合率とは?
  2. 最近の不具合率
  3. まとめ

1.不具合率とは?

多くのリサイクルトナーメーカーで算出している方法は、「その月の不具合本数÷その月の出荷本数」であろうと思われます。販売データから簡単に算出できますから、不具合率は?と尋ねると、上記の計算方法で算出した数字の回答が出るかもしれません。また、製造ロット番号の管理がキチンと出来ているメーカーは、「そのロットの不具合本数÷そのロットの生産本数」で計算してくるでしょう。この方法は、商品の製造から間もない時期の販売商品について不具合率が低く出る傾向があります。ある程度ユーザーで消費されることで正確な数字がでるのは、そのロットの生産から半年くらい経過した後くらいと思われます。

2.最近の不具合率

リサイクルトナーの草創期は、リサイクルトナーメーカーが目標とする不具合率は3%以下でした。「3%以下」って工業製品としてどうなのか???と思われる方も多いでしょう。しかし、リサイクルトナーは廃棄されるカートリッジを回収して修理する仕事から生まれます。純正メーカーは設計図を持っていますが、リサイクルトナーメーカーはその設計図を持っていません。ですから、良い品質を作り上げるために商品テストはトライ&エラーの連続です。特に、草創期は交換用の部材がなかなか入手できず、使用済みカートリッジの劣化した部品を無理やり再利用していましたから、10%程度の不具合率に上る商品も珍しくありませんでした。では最近はどうなのでしょうか?キチンとしたメーカーの不具合率は平均が0.5%以下となっていて、お客様の感覚では全然問題ないというレベルになっています。弊社が販売する商品についても、不具合率は0%と言いきれるレベルです。

3.まとめ

いかがでしたか?リサイクルトナーの開発及び生産技術も向上しています。10年以上も前の不具合の記憶から今でもリサイクルトナーを活用できていないとしたら、ちょっと勿体ないことですね。信頼できる販売会社から、リサイクルトナーを購入することで、上手にコストダウンにつなげて頂きたいと思います。