2021.11.19 コラム

今回はキヤノン社のカートリッジ056リサイクルトナーについてお伝えします。

目次

  1. カートリッジ056とは?
  2. リサイクルトナーを使う上での注意点
  3. まとめ

1.カートリッジ056とは?

LBP321、LBP322iというモノクロレーザープリンタ―で使われるトナーです。一体型のカートリッジで小容量の056Lと大容量の056の2種類があります。印刷枚数は小容量で5100枚、大容量で10000枚です。プリンター複合機というスキャナーが付いたモデルもあり、MF541というモデルが該当します。こちらでも2種類のトナーを選択して使うことができます。

2.リサイクルトナーを使う上での注意点

特に品質については問題はないと思われます。純正品と比較して若干の濃度低下がみられますが、使用上の問題はありません。このモデルはICチップを交換することができない状況のため、「条件付き」での販売となります。この「条件」とは、ICチップに書き込まれた使用済みの状態をリセットできないため、交換表示が出たままになりますがご理解いただいた上でご使用くださいという内容のことを指しています。よってトナーが無くなったかどうかは、印刷がかすれてきたことでしか分かりません。この点についてはMF541というプリンター複合機でリサイクルトナーを使う場合は、FAXで受信した印刷がかすれて読めなくなるというトラブルにつながる恐れがあります。ですからプリンター複合機の場合は純正品を使ったほうが安心でしょう。

3.まとめ

いかがでしたか?リサイクルトナーの「条件付き」は非常に取り扱いが難しいのですが、そろそろカートリッジ056のICチップ開発が終了しますので、来年以降は「条件付き」での販売は無くなるかもしれません。ただ、ICチップの価格が非常に高いことも予想されますので、もしかすると「条件付き」と「条件無し」の両方が混在して販売される可能性もありますので、その時には注意が必要でしょう。リサイクルトナーの選択に迷ったら、ぜひエスアイエス・パートナーズまでご相談ください。