今回はキヤノンのトナーカートリッジ335についてお伝えします。
目次
- トナーカートリッジ335とは?
- リサイクル品を選ぶ上での注意点
- まとめ
1.トナーカートリッジ335とは?
LBP843Ci/LBP842C/LBP841C/LBP9660Ci/LBP9520Cで使えるカラートナーカートリッジ。335の後にeというアルファベットが付くモデルは小容量でブラック7000頁、カラー3色はそれぞれ7500頁。大容量の335はブラック13000頁でカラー3色はそれぞれ16500頁の寿命となっています。一体型で扱いやすく、トラブルが発生してもカートリッジを交換するだけで改善することがほとんどですから、基本的にはメンテナンスフリーのモデルと考えて良いと思います。
2.リサイクル品を選ぶ上での注意点
トナーカートリッジ322という先代モデルとほぼ同じ構造です。322は322Ⅱという大容量モデルがあり人気を博しました。322Ⅱの時から発生している問題があるのですが、リサイクルトナー使用中に印刷に複数の縦筋が印刷されるというトラブルが発生します。これは純正品についてはほとんど発生しないリサイクルトナー特有の現象です。では、なぜそのような現象が発生するのか?それは、リサイクル品に使われているトナーパウダーの性能が関係しているようです。まず、純正品は重合法と言う製法で製造されたトナーパウダーが使われています。一方、一部のリサイクル品には粉砕法と言う製法で製造されたトナーパウダーを、更にその後球形化処理したトナーパウダーが使われています。キヤノンの重合トナーはその粒子の形状が球形なのですが、粉砕法で製造したごつごつした形のトナーパウダーに熱を掛けて(ちょっと溶かして)球形化処理することで似たような形状にするのです。ある程度の物性を似せることができますが、やはり若干の無理があるため、印刷途中に縦筋状の汚れが発生するのです。では、重合法と呼ばれる製法で作ったトナーパウダーを充填したものはどうか?実は流通するリサイクルトナーで重合法と呼ばれる製法で作ったパウダーを使っているものに更に2種類あるのです。そして、一方のパウダーは縦筋汚れ問題が発生しますが、もう一方のパウダーを使ったモデルは発生するのですが、その発生率が非常に低いため、メンテナンスフリーで使いたいこのプリンタ―に適しています。ですから、トラブルを避けたい場合は、どちらのパウダーを使ったリサイクルトナーであるかを販売店に確認すると良いでしょう。
3.まとめ
いかがでしたか?メンテナンスフリーは非常に便利です。でもその利点を生かすにはそれなりに良いリサイクルトナーを選ばなければなりません。どのようなパウダーを使った商品であるかを販売店の人がキチンと答えられれば、その販売店の商品を安心して使えるでしょう。