2021.10.20 コラム

リサイクルトナーを販売している関係で、クリニックの先生方がお客様になって頂くケースがとても多いのですが、今回はそんな関係もあって、クリニックの開設に必要な知識について取り上げます。なお、現在みよし市で340坪の事業用地を、クリニック用/定期賃貸借契約という条件で借り手を探しております。ご興味のある方はぜひお問合せください。(募集は終了している場合がありますのでその場合はご了承ください)

目次

  1. 必要な手続きと費用
  2. 注意点
  3. まとめ

1.必要な手続きと費用

土地を借りる、または購入して建設するのか、或いは医療モールのような場所を借りるのかでかなり異なりますが、土地を借りる又は購入するのであれば300坪程度の広さが必要です。また、医療モールを借りるのであれば、診療科目によって必要な面積が異なってきます。いずれにしても2,000万円は最低必要で、あとは面積や立地、テナントの新旧等で変わってきます。医療設備としては電子カルテやその他の医療機器、電話やテーブルなどの什器、プリンターやパソコンなどのOA機器も必要です。電子カルテメーカーがプリンターやパソコンを供給してくれますが、非常に高いので、開業してからプリンターやトナー、パソコンなどをご自分で調達される先生も多いのが実情です。そのため、電子カルテメーカーがプリンターやパソコンを自由に選ばせてくれるのか?機器の更新の際にソフトのインストールなどを気持ちよくやってくれるのかで、開業後のコストが変わってくることも念頭に置いておくと良いでしょう。コンサルタントに任せっぱなしにすると、開業後のコストで経営がかなり苦しくなるケースもあるかもしれません。開業にはスタッフが必要です。どのように人材を集めますか?クリニックの宣伝はどうしますか?ホームページが必要ですね。無料でポータルサイトに登録する方法もあります。最近はスマホでクリニック情報を集めて患者さんが来院されます。目立つ場所でなくても、少し奥まった場所で土地や建物の費用を抑え、駐車場の確保や密にならないクリニックのレイアウトなどを考えてみてください。特にコロナ渦以降で密にならないクリニックのレイアウトが注目されています。しかし、既に開業している多くの先生たちは開業時の負債が依然として残っていて、改装したくても改装できない状況のようです。どのようにして患者を集めるのか?安心してきてもらえるのか?を事前によく考えましょう。医師会への入会は義務ではありません。最近の先生方は入会されない方も多いと聞きます。メリットやデメリットを調べましょう。医療もビジネスです。コロナ渦でビジネスとして医療は大きく変化してゆきます。先輩のやり方を真似すれば安心ではありません。経営の観点から見たクリニックはどうあるべきかを充分に考えておく必要があります。

2.注意点

医療圏調査をされると思います。必ず近隣のクリニックや病院の情報を調べることで、ライバルがどのような状況であるのか調べておきましょう。地域として医師の高齢化が進んでいれば若い先生にはチャンスになりますし、クリニックの評判が経営を左右しますから、評判の良い先生が同じ診療科目で近隣で開業していれば、集客に苦戦するでしょう。

3.まとめ

医療はビジネスです。良い医療サービスを提供し、地域で良い評判を勝ち得れば遠くからでも患者さんはやってきます。また、多少立地が悪くてもスマホで検索してもらえれば立地の悪さは全く気になりません。エスアイエス・パートナーズに医療経営士がおりますので、収益を上げられる医療経営を目指して、クリニックの開業については物件探しから開業準備に至るまでエスアイエス・パートアーズにぜひご相談ください。