2022.02.16 コラム

日経新聞に掲載される「日経ニューオフィス賞」をご存知ですか?日経ニューオフィス賞は、1988年「ニューオフィスづくりの普及・促進を図ること」を目的に、「創意と工夫を凝らしたオフィスを表彰する」という趣旨で始まりました。 主催は 日本経済新聞社と一般社団法人ニューオフィス推進協会(NOPA)です。当時の日本企業のオフィスは劣悪な環境のオフィスが多く、オフィス環境をよりよくすることで企業の競争力を高める意味合いがあったと言われています。応募対象は、応募年の3月末までに実際に使用されているオフィスで、応募期間は、例年4月1日~5月中旬ごろまでとなっており、発表は8月上旬です。

では一体この日経ニューオフィス賞を受賞するとどうなるのでしょうか?また、どんなオフィスが受賞するのでしょうか?今回はこの「日経ニューオフィス賞」に焦点を当ててみて行きましょう。

目次

  1. 受賞効果とは?
  2. そもそもどんなオフィスが受賞するのか?
  3. まとめ

1.受賞効果とは?

何といっても広告宣伝効果がバッチリ!特にリクルート効果は非常に高いと言えます。だって素敵なオフィスに憧れますよね?みんな。でもニューオフィス賞に応募するということは、その企業がどこを目指して、何を大事にしているか、どんな働き方にするのか、そのためのオフィスをどう構築したのか、というメッセージになります。簡単に言えば経営陣から社員に対して送られるメッセージ。さらに働きやすい快適な空間になるので社員のモチベーションも高くなりますから、組織としての知的生産性向上につながります。

2.そもそもどんなオフィスが受賞するのか?

これは関心が高いポイントになりますね。コロナをきっかけにオフィスに求められる要素が変わりましたから評価の物差しが変わったはずです。公式サイトの募集要項ではこのようになっています。

1.快適性/機能性
2.創造性/情報共有
3.エコ/社会貢献
4.維持管理
5.セキュリティ/BCP

特に2の部分はハイブリッドワークが定着してオフィスはみんなが集まって何かを創造する場所へと変化しつつあることを示しています。また、働く場所が自宅や別の場所になることで、ITを使った情報共有も重要で、そうした観点からオフィスがデザインされているかも重要なポイントのようです。

3.まとめ

いかがでしたか?オフィスに求められることが変わった今、経営者はオフィスを見直す必要に迫られていると思います。ニューオフィス賞を受賞するようなオフィスにどんな工夫やアイディアが盛り込まれているかを学ぶことがオフィス作りの一歩になることでしょう。