最近教えてもらいました。何かというと、政府の掲げるムーンショット目標について。九つの目標がありますが、弊社の事業にいま最も近いのは目標4の地球環境の再生です。では早速その中身を見てみましょう。
目次
- ムーンショット目標ってなんだ?
- 目標4とは?
- まとめ
1.ムーンショット目標ってなんだ?
内閣府のHPからそのまま引用します(笑)
- 全ての目標は「人々の幸福(Human Well-being)」の実現を目指し、掲げられています。
- 将来の社会課題を解決するために、人々の幸福で豊かな暮らしの基盤となる以下の3つの領域から、具体的な9つの目標を決定しています。[総合科学技術・イノベーション会議決定(目標1~6:令和2年1月23日、目標8,9:令和3年9月28日)、健康・医療戦略推進本部決定(目標7:令和2年7月14日)]
- 社会:急進的イノベーションで少子高齢化時代を切り拓く。[課題:少子高齢化、労働人口減少 等]
- 環境:地球環境を回復させながら都市文明を発展させる。[課題:地球温暖化、海洋プラスチック、資源の枯渇、環境保全と食料生産の両立 等]
- 経済:サイエンスとテクノロジーでフロンティアを開拓する。[課題:Society5.0実現のための計算需要増大、人類の活動領域拡大 等]
ちょっとSDGsに似てる気がするのは私だけでしょうか?
2.目標4とは?
目標の4番目がエスアイエス・パートナーズの事業に関係があるように思いました。それはこのような内容でした。そのまま引用すると、
地球環境再生のために、持続可能な資源循環の実現による、地球温暖化問題の解決(Cool Earth)と環境汚染問題の解決(Clean Earth)を目指す。
Cool Earth & Clean Earth
- 2050年までに、資源循環技術の商業規模のプラントや製品を世界的に普及させる。
Cool Earth
- 2030年までに、温室効果ガスに対する循環技術を開発し、ライフサイクルアセスメント(LCA)の観点からも有効であることをパイロット規模で確認する。
Clean Earth
- 2030年までに、環境汚染物質を有益な資源に変換もしくは無害化する技術を開発し、パイロット規模または試作品レベルで有効であることを確認する。
なのだそうです。
この内容を見ると、現在取り組んでいる、例えばリユースリサイクルトナーカートリッジの事業内容では不十分であることがわかります。扱いやすいサイズの、扱いやすい領域にあるものを循環させているのが現在のレベル。でもこの目標を見ると、広範囲に分散していたり、低濃度で分散している廃棄物を無害化したり、回収して資源化したり。例えば海洋プラスチックのように広範囲に分散している廃プラをどう無害化するか?どう集めて資源化し、再利用するか?というレベルまで引き上げるというのです。LCA(ライフサイクルアセスメント)の計算では、重量比でどれくらい再利用ができているかをCO2の排出削減量(kg単位で)で表現する方法があります。私もリユースリサイクルトナーカートリッジについて、LCAの計算方法を用いることで、純正品を購入するよりもどれくらいCO2が削減できているかを計算してみたことがありました。この目標4が実現すると、回収できなかった資源まで最終的には回収できるため、もっと大きな数字になるのだと思います。
3.まとめ
いかがでしたか?ムーンショット目標は新たなビジネスの始まりを予感させます。今できることを継続しながら、今できていないことがどのようにしたらできるのか?リユースリサイクルトナーの必要性はまだまだこれから高まるのではないか?と思います。質の高いリユースリサイクルトナーのご用命はエスアイエス・パートナーズまで!