2021.08.10 コラム

毎年春になると企業決算に合わせて特価品が出回るプリンター業界ですが、価格だけで選んでしまうと後からとんでもないことに…。

と言うわけで、これから来期のプリンター購入を検討される企業様に、知ってると得するレーザープリンターの選び方をお伝えします。

目次

  1. レーザープリンターには2種類ある
  2. 用途に応じたプリンターを選ぶ方法
  3. まとめ

1.レーザープリンターには2種類ある

プリンターの種類といえば、一般的にはカラープリンターかモノクロプリンタ―かということになるでしょう。しかし、トナーを販売するプロの目線から考えたとき、消耗品であるトナーカートリッジが、分離型か一体型かでその後の運用コストに違いが出たり、リサイクルトナーに切り替えたときにトラブルを減らせるかどうかなどが変わってくるので、プリンターを選ぶ際には消耗品であるカートリッジが分離型か一体型かで分けて考える必要があります。

2.用途に応じたプリンターを選ぶ方法

トナーとドラムがそれぞれカートリッジとして別々になっている分離型構造のカートリッジを採用するプリンターは、印字比率が低い印刷を主要な使い方にする業種に向いています。具体的な例をあげれば調剤薬局やクリニックなどが該当するでしょう。印字比率の低い印刷を主要な使い方とするユーザーが一体型のトナーを使うモデルを選んでしまうと、トナーパウダーの減り具合とドラムカートリッジの摩耗劣化とのバランスが取れなくなり、カートリッジの交換サインが表示される前にドラムカートリッジが摩耗劣化して、場合によっては最後まで安定して使えない結果になることがあります。もし一体型のカートリッジを使うプリンターを選んでしまったら、小容量のトナーカートリッジを選べばよいのですが、小容量のリサイクル品は、1枚単価(購入価格をカートリッジ寿命枚数で割って得られる数値)が、大容量の純正品とほとんど変わらないということが多く、お得感があまりありません。コストダウンをしたつもりがそうでもないという残念な結果になりかねないのです。

3.まとめ

先ずは自分の用途を考えて、どのような印刷物を印刷するのか調べてみましょう。印字比率については、プリンターメーカーは5%でカートリッジの寿命を測定しているので、それよりも低い数値になる印刷内容が主体であれば、分離型のカートリッジを使うプリンターを選ぶと良いでしょう。