2021.08.30 コラム

オフィス移転のお役立ち情報も8回目となりました。今回はその8として、快適なオフィスを作るポイントについてお伝えします。ぜひお役立てください。

目次

  1. 考慮すべきポイントとは?
  2. ポイント別に詳しく見てみよう
  3. まとめ

1.考慮すべきポイントとは?

①ワークスペースは充分か?

オフィスを移転する理由は何でしょうか?手狭になったからですか?駅前に移動して来客を増やすためでしょうか?理由は様々ですが、必要なスペースを確保しなければなりません。一般にワークスペースとは

(オフィスの総面積)-(共同で使用する会議室+応接室+休憩室)

という式で計算されます。一般的には事務作業で使うスペースは一人当たり10㎡と言われています。社員の人数を掛けてみましょう。5人なら50㎡、10人なら100㎡です。最近の傾向として、テレワークの普及で社員全員がそろうことを想定せず、その分のスペースを会議スペースや休憩スペースに充てているようです。ソーシャルディスタンスを保つため、もっと一人当たりのスペースを大きく取ることも今後の流れになっています。通路については最低でも1.2mは必要です。

②必要な明るさや空調を確保しよう

適切な照明の明るさは750~1000ルクスと言われています。適切な空調温湿度は夏は26度50%、冬は22度40%が快適と言われています。特にこの明るさと空調は、オフィス内の場所によって異なることがあります。ある場所は明るくて、ある場所は暗い。ある場所は冷房が効きすぎて、ある場所は冷房が効かないなどと言うことが起こります。換気を行う関係で外の音が聞こえてしまうとか、一時的に温度が上がったり下がったりする場所があるなど、コロナ渦でのオフィスでの対応の内容によっては、従来の考え方以外にも配慮が必要です。

③テレワークについて真剣に考えてみよう

コロナ渦でテレワークの要請が高まりました。やがてもとに戻ると考えられた仕事のやり方は、長引くコロナの影響で、人々の記憶にしっかりと刻みこまれてゆきます。もう元には戻らないと考えたほうが良いかもしれません。テレワークができるかできないかは、採用にも大きく影響を与えるでしょう。ですから、オフィス移転をきっかけに、新しい働き方を実現するという目的を掲げてみてはいかがですか?オンラインの商談スペースを設けますか?デスクを減らしてフリーアドレスを導入しますか?自宅で快適に過ごせるように、インテリアの工夫している人がいるように、オフィスも快適に仕事ができるよう従来の考え方とは異なる観点からの工夫が必要になるでしょう。

3.まとめ

いかがでしたか?快適であるという定義がコロナ渦で大きく変わろうとしています。せっかく移転するのであれば、移転の目的を明確にすることで企業の課題を解決し、新しい時代に沿った働き方が実現できるオフィスを作りませんか?