2021.09.05 コラム

様々な方からプリンターはもう要らなくなりますねと言われます。ずっと以前からペーパーレス化が叫ばれてきました。しかし、コロナがそれを一気にオフィスに連れてきたのです。現在でも出社率7割削減と言われていて、東京を中心に出社しない働き方が定着してゆきそうです。プリンターメーカーは今後年間2~3%の推移でペーパーレスが進んでいくと見ています。10年で20~30%の市場が消えてしまうのです。そこでプリンターの未来について今回は考えてみます。

目次

  1. プリンターに待ち受けている未来
  2. 働き方はどう変わるか?
  3. まとめ

1.プリンターに待ち受けている未来

出力しないからと言ってプリンターが不要なのか?と言えばそうでもありません。紙を使ったコミュニケーションのほうが時間を節約できることがあるからです。現在のコピー用紙の出荷実績はA3が1に対してA4が9となっており、今後プリンターはA4サイズが主流になってくるものと思われます。既に世界に目を向けるとA3サイズにこだわっているのは日本と韓国くらいです。また、消費エネルギーの事を考えるとインクジェットのほうが有利になります。エプソン社はインクジェットの複合機をラインナップに含めています。インクジェットはコストが安く電力の消費も少ないので、マシンの安定性がもっと高まれば、一気に普及するのではないかと我々は見ています。一方で、インクはあまり使わないと乾いてしまうので目詰まりなどが起こりやすく、使用量が減ってしまえば印刷コストも下がりますからレーザー方式も根強く残るでしょう。また、複合機プリンターにサーバー機能も付帯させ、両方同時にメンテナンスができると言った便利なサービスもあります。印刷しかできないではなく、印刷もできるというマシンに変わってゆくのかもしれません。

2.働き方はどう変わるか?

印刷をしない働き方がもっと普及するでしょう。一部の都会だけの話ではなく地方も巻き込んだ話に発展してゆくはずです。印刷をしない働き方ができるかどうかで企業の採用活動が影響を受けるでしょう。収益性の高い企業と低い企業の差が開き、賃金にも影響が出るでしょう。プリンターの周辺にある様々なことが、DXと言う社会の大きな流れと関係していますから、印刷をしない働き方ができるようにしておくことは重要です。

3.まとめ

いかがでしたか?プリンターは減ってゆきます。それに合わせるかのように働き方が変わります。エスアイエス・パートナーズでは、これまでのトナーカートリッジ販売だけではなく、働き方をITやOAの力でデザインする事業へと進んで参ります。DX化をはじめとした働き方をデザインする事業と、オフィスの仲介までできる働く場をデザインする事業とで「ワークデザイン事業部」という事業部を立ち上げ、皆様のお役に立てるよう社員一丸となって取り組んで参ります。今後共よろしくお願い申し上げます。