2021.10.24 コラム

今やコロナに関連して退職を検討した人は60%にも上ると言われています。その中で最も多い理由は、働き方や働くスタイルを変えたいという気持ちです。ある統計ではその割合は男女含めて全体の17%くらい、女性に限定すると22%程度という数字が出ています。これは極端な話、女性の4人に1人は働き方を変えたいという理由で今の職場を退職したいと考えているのです。これは今後女性の力を活かしながら会社の経営を考えている方には衝撃的な数字かもしれません。ではそうした時代背景を考えながら、今あるオフィスをどう変えてゆけばよいのでしょうか?更にもっと進んで優秀な人材を集めるために、オフィスはどうある必要があるのでしょうか?今回はこうした点を踏まえて、優秀な人材を集められるオフィスを作るための必要な投資金額について考察してみましょう。

目次

  1. オフィス移転や開設に必要な費用とは?
  2. 優秀な人材を集めるためのオフィスに必要な投資とは?
  3. まとめ

1.オフィス移転や開設に必要な費用とは?

①必ず掛かるオフィス物件取得費用とは?

一般的に必要な費用は、保証金や礼金、仲介手数料です。仲介手数料は家賃の一か月分とだいたい決まっています。保証金は家賃の何か月分と言うように物件ごとに決まっています。30万の家賃で保証金10カ月であれば、保証金と最初の月の家賃で330万くらいかかることになります。保証金の金額が大きいとその分資金が寝てしまいます。事業の運転資金として使えないのです。資金計画はしっかりと立てましょう。

②内装に係る費用とは?

シンプルにオフィスを使うのであればそれほど掛かりません。良心的な大家さんであれば、入居前に空調を新しくしてくれますし、照明もLEDに変えてくれています。床についてはタイルカーペットを敷くための費用を内装工事費用として計上する必要があるかもしれません。タイルカーペットは1枚500円くらいからあります。自分で貼れば工賃は掛かりません。

③その他考えられる費用とは?

せっかくの新しいオフィスですから、机やいすなどの備品は新しいものに変えたいかもしれません。誰もがキレイなオフィスで働きたいものです。壊れていたり汚れているものは廃棄して新しいものに変えることでオフィスの状態を良い状態にしておきましょう。

2.優秀な人材を集めるためのオフィスに必要は投資とは?

冒頭で働き方を変えたいと考えている人がとても多いことに言及しました。在宅勤務やテレワークの普及で、そうした働き方を望む人が増えています。在宅勤務やテレワークを実践するには、FAXをやめる、日報の作成も含めた日々のスケジュール管理や営業の案件管理、総務や経理に関係する各種申請などを紙を使わない方法に変えてゆく必要があります。このペーパーレス化にはそれなりのノウハウが必要であり、クラウドの仕組みを導入すればそれで簡単にできるというわけではありません。新しく導入したことが、今までのやり方のほうが良いと考える人たちによって無力化されるリスクがあることに経営者の方々は気づいています。社員を巻き込んでプロジェクトを進め、後戻りしない方法で定着させるためにプロジェクト完成まで一緒に伴走してくれるコンサルティングが必要です。引っ越し前にこうしたプロジェクトを進めて完成させる必要があり、それらに100万程度の費用を見込む必要があります。また、机を向かい合わせに並べて仕事を行うやり方はすでに古いスタイルであり、どうしてオフィスに来るのか?わざわざオフィスにくることで何を達成したいのか?について社員を巻き込んだ働き方の改革をオフィスデザインを考える前に行う必要があり、それについても100ー200万程度の費用がかかるでしょう。これからの時代に優秀な人材から選ばれる企業へと変身するために、そうした費用をしっかり予算化したうえでオフィスの移転を考えましょう。

3.まとめ

いかがでしたか?オフォスに関する考え方が変わりました。自分で物件を探し、知り合いの内装工事会社に依頼してリフォームしたり、自分で備品を買ってレイアウトを考えて引っ越しするというだけではもはやオフィス移転を戦略的に会社の成長につなげられない時代になりました。ICTを使い、働き方の改革から始めてオフィス物件の仲介に至るまでワンストップでお手伝いできるエスアイエス・パートナーズにぜひご相談ください。